肉じゃがを美味しく作る2つのコツ。フライパンで作る肉じゃが
こんにちは、筋肉料理人です!家庭料理の定番、肉じゃがはそれぞれのご家庭、作る人によって様々な作り方、味があって、皆さん、懐かしい思い出の味をお持ちだと思います。ベテラン主婦(もしくは主夫ね)にとって得意料理の一つだと思いますが、私がよく聞くのは「作るときによって味がまちまちで、何時も同じに作れない!」です。
どうすれば何時も同じ味に作れるの?
こう聞かれた時に私が答える1つ目の答えが、「材料、調味料を計量してください」です。調味料はきっちり計ります。食材の方は「じゃがいも+肉+玉ねぎ+にんじん+糸こんにゃく」の合計重量を大体でいいから同じにしてくださいと言っています。
調味料には塩分があり、食材の重量によって入れられる量が決まります。食材それぞれの重量を全部きっちりとは言いませんので、合わせた重量を同じにすれば、安定した味の肉じゃがになりやすい筈です。
そして2つ目のコツですが、煮物をつくる時、たいていは調味料の他に水か出汁を入れるはずです。つまり、調味料を薄めた状態で煮ています。ならば最後に味を安定させるコツは「煮汁を何時も同じ位まで煮詰める」です。何時も同じような状態に煮詰めれば味は安定するはずです。
上の画像はフライパンで肉じゃがを作っています。フライパンで肉じゃがを作るメリットは、口が広いので食材が何層にも重ならずに荷崩れしにくい。そして味を安定させるために大事なところが「煮詰め具合を確認しやすい」です。下の画像のように食材を少し避けると煮汁が見えます。ここに菜箸や木べらを差し込み、煮汁が1cm残ってるとか、5mm残ってるという風に、自分なりの目安にすれば味が安定します。
フライパンを使い、食材、調味料を計量し、最後は煮汁の煮詰め具合を何時も同じにする。これをすることで、何時も味の安定した美味しい肉じゃがが作れます。下の動画、レシピを参考にお試しください。
フライパンで作る肉じゃが
材料 4人分
牛薄切り肉 300g / じゃがいも 450g(小3個位)/ にんじん 150g(小1本)/ 玉ねぎ 200g(1個) / 糸こんにゃく 150g(1袋)/ 出汁(和風だし) 2カップ(400ml)/ しょうゆ 大さじ4 / みりん 大さじ2 / 日本酒 大さじ2 / 砂糖 大さじ4 / サラダ油 小さじ2
1)糸こんにゃくはザルに出し、キッチンハサミでザクザクと切り、食べやすい長さにします。鍋に湯を沸かし、糸こんにゃくを入れ、3~4分下茹でしたらザルにあげ、流水に晒しながら揉み、水気を切っておきます。
2)じゃがいもを切ります。洗って泥を落とし、ピーラー(皮むき器)を使って皮をむきましょう。皮をむいたら半分に切ります。これを大きめの乱切りにしましょう。
にんじんを切ります。にんじんも皮をむいて乱切りにします。にんじんは小さめに切ります(じゃがいもより固いから)。
玉ねぎは6~8等分のクシ型に切ります。りんごと同じような切り方です。皮をむいて縦半分に切り、根本に三角に切れ目を入れて芯を取り除き、その後にクシ型に切ります。
牛薄切り肉はお好みの部位をお使い下さい。ある程度、脂があったほうが美味しいです。牛こま肉でもいいし、ここでは牛バラの薄切りを使っています。牛薄切り肉は食べやすく切ります。
3)フライパン(直径26cm)にサラダ油を入れて中火にかけます。牛薄切り肉の半分を広げて入れて炒めます。牛肉の色が変わってきたら、玉ねぎを入れて軽く炒めます。水気を切ったじゃがいも、にんじんを加え、じゃがいもの表面に少し透明感が出るまで炒めます。
出汁、砂糖、みりん、日本酒を加えて煮立てます。煮立ったら、しょう油大さじ3を加え、糸こんにゃくを入れます。※アクが多いようならすくいますが、すくわなくても大丈夫です。
アルミホイルをで落し蓋をし、沸騰させながら20分煮ます。沸騰した煮汁でアルミホイルが少し揺れてるくらいの火加減がいいです。20分煮たら落し蓋を外します。残りのしょう油大さじ1を加えます。残していた牛薄切り肉を広げて入れます。その後、煮汁につけて熱を通します。
火力を強くして煮汁の水分を飛ばします。上から見ても煮汁の量はわからないので、食材を木べらで避け、フライパンの底に5mm位の深さに煮汁が残っている状態にします。
食材の重量を計り、調味料を計り、煮汁の煮詰め加減を同じにすることで、安定した味付けをすることができます。煮汁が煮詰まったらできあがり。すぐに食べて美味しく、一晩、鍋止し、温め返すとより味がしみています。どちらも美味しいので、お好みでどうぞ。