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あと3人で…リーグ初の完全試合ならず 1安打無四死球でケリーが完封勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
1安打完封勝利のケイシー・ケリー(写真:LGツインズ)

25日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

LGツインズ-サムスンライオンズ(チャムシル)はLGの先発ケイシー・ケリーが完璧なピッチング。8回まで走者を1人も出さず、完全試合達成の期待が高まった。

大記録まであと打者3人となった9回表、ケリーは7番ユン・ジョンビンに対し1ストライクの後の2球目にセンター前ヒットを喫して、パーフェクトピッチングはストップした。

しかしケリーは次打者を併殺打。続く9番も打ち取り、打者27人でゲームセット。9回102球を投げて被安打1、無四死球での完封勝利で4勝目(7敗)を挙げた。この日のケリーはストライクを先行。早いカウントで打たせるピッチングを見せ、奪った三振は3つだった。

ケリーは2019年にLG入りし今季6年目。先発として昨季まで5年連続2ケタ勝利をマークし、KBO通算72勝45敗を記録している。敗れたサムスンの連勝は5で止まった。

◆「これまで完全試合はゼロ」

1982年にスタートしたKBOリーグで、これまでノーヒットノーランは14度あるがパーフェクトゲームは一度もない。直近10年のノーヒットノーラン達成者は4人。いずれも外国人投手だった。

映像:ケリーの9回表の投球(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇6月25日(火)の結果

・LG 4 - 0 サムスン(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ウォン テイン

・キウム 6 - 5 NC(コチョク)

 勝:ムン ソンヒョン

 敗:イ ヨンチャン

・SSG 1 - 6 KT(インチョン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:オ ウォンソク

・ハンファ 5 - 4 トゥサン(テジョン)

 勝:ワイス

 敗:チェ ウォンジュン

・ロッテ 15 - 15 KIA(プサン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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