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汗染みで黄ばんだ帽子が復活!夏前にやりたい帽子のお手入れを洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家
黄ばんでしまった帽子でもまだ諦めないで…!

去年使っていた帽子を出してみたら黄ばんでいた…ということはありませんか?額は、身体で一番多く汗をかく場所といわれています。そのため帽子にはたくさんの汗が染み込み、時間の経過により酸化し、黄ばんでしまうのです。

夏前に、黄ばんでしまった帽子の汗染みをしっかり落とし、帽子を復活させましょう!

帽子が黄ばむ原因は?

原因1:汗・皮脂の酸化

汗・皮脂に含まれるタンパク質汚れは、ついた時は透明ですが、空気中の酸素に触れて酸化し、黄色く変色します。洋服に比べ洗濯頻度が低い帽子は、汚れが蓄積・酸化しやすいアイテムです。

原因2:紫外線の影響

帽子は紫外線ダメージにより色褪せしやすいアイテムです。

汗の成分の中には、帽子の染料を分解する成分が含まれています。この成分は、紫外線に当たると染色を低下させる働きもするため、汗が染み込んだ状態で紫外線に当たると変色リスクが格段に高くなるのです。

帽子の黄ばみ・ニオイをスッキリ落とす洗濯術

帽子に染み込んだ汗・皮脂などのタンパク質汚れは、洗浄力の高いアルカリ性粉末洗剤でつけ置き洗いしましょう!

1.洗濯表示を確認

桶マークに×があるものはクリーニング店で相談しましょう
桶マークに×があるものはクリーニング店で相談しましょう

洗える帽子かどうか、洗濯表示で確認しましょう!

2.アルカリ性粉末洗剤を40度程のお湯によく溶かす

洗剤の粉が残らないよう、しっかり混ぜます。

3.帽子をしっかり沈め、30分~1時間つけ置き

浮いてこないよう、水道水を入れたペットボトルを重しにします。

3.洗濯ネットに入れ、デリケートコースで洗う

帽子と同じ大きさの洗濯ネット1枚に、帽子も1つだけ入れます。おしゃれ着用洗剤を使い、必ずデリケートコースで洗いましょう。

4.頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し

型崩れを防ぐため、平干しの前にタオルを詰めておきましょう!直射日光に干すと色褪せの恐れがあるので、日陰で干すのが◎

【動画】黄ばんだ帽子がつけ置き洗いで復活

実際黄ばんだ帽子がどのくらい綺麗になったか、動画もご覧ください!

帽子はこまめなケアを

帽子は汗・皮脂や臭いが蓄積しやすいアイテムです。黄ばみになる前であれば、おしゃれ着用洗剤で洗濯機洗いするだけでもOKなので、汗をかいた後はしっかり汗汚れを落としましょう!すぐに洗えないときは、風通しの良い日陰でしっかり乾かし、保管しましょう。

これからの季節、洋服の臭いが気になる方は「濡れ雑巾のような服のニオイ」は洗濯で解消!スメハラを予防する洗濯の5ステップも併せてご覧ください。

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洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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