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小学校入学前に学習机を買う派?買わない派?4人の子の母が考える入学前に必要なコトとは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

これから小学校の入学を控えた家庭では準備に忙しい時期だと思います。今回は学習机の準備についてです。

ちなみに選ぶ暮らしラボ調べでは、入学前に学習机を準備した人と、しなかった人のそれぞれの数は半々でその理由は以下のようになっています。

■入学前に準備した派■

祖父母が必要だろうと買ってくれた。
勉強机を買った方が勉強する気になると思った。
宿題や勉強する習慣をつけるため。
自分のスペースがあるとやる気がアップするのではと考えた。

■入学前に準備しなかった派■

我が子が使うとは思えなかった。
家に置く場所がない。
とりあえずリビング学習で乗り切りたい。
私自身が自分の机で勉強をする子ではなかったので。
転勤族で、次に住む家で子ども専用の部屋が確保できるかわからないので。

入学前に準備をしなかったけれど下の子に宿題の邪魔をされるようになり、急遽購入したという家庭もあります。

私はこれまで子育て家庭や中学校受験をする子ども部屋を整えるお手伝いをしたことがありますが、小学校入学前に学習机を準備をするか、しないか、どちらが正解ということはありません。

それぞれの家庭の事情、タイミングがあります。

ただし学習机を準備する家庭もしない家庭もどちらも考えてほしいことがあります。

学習机を準備する派にしてほしいこと

それは、子どもに学習机の使い方を教えることです。

学習机を子ども部屋に置くのか、それとも親の目が届く場所に置くのか気になるところですが、まずは子どもに学習机の使い方を教えなくてはいけないと知っておくと、置き場を決める目安になるでしょう。

ご存じの通り子どもの学習机は、棚といくつかの引き出しが併用されています。

残念ながら学習机を与えるだけでは子どもは使えるようになりません。棚と引き出しそれぞれの使い方を親が子どもに教える必要があります。(ちなみに私は30代後半で棚と引き出しの使い方を知りました。)

学習机の棚の基本の使い方

座ったら正面にあり、何が置かれているかすぐ把握できモノを出し入れしやすい場所です。一番使用頻度の高い、教科書やノートを収納するのが理想です。

正面から見てどこに何があるか一目でわかるように収納します。

大小さまざまな大きさの引き出しは、引き出しを開け、収納されているモノが真上から見て一目見たらわかるように、モノを重ねないようにしまいます。文具などを収納するのであれば、仕切りが必要です。

既存の仕切りが使いにくい場合は、ティッシュペーパーの空き箱を使い、引き出しのサイズにぴったりの仕切りを作ることも可能です。

※記事最後にティッシュ箱で仕切りを作る動画のリンクを貼っています。

足元のほうにある深い引き出しは、ついモノを重ねたくなりますが、ここも引き出しを開ければ中身が一目でわかるようにモノを立てて収納しましょう。

この引き出しの深さは、本や書類などを立てて収めるためです。

会社などで使う事務机も基本は同じです。子どもに使い方を教える前に大人も使い方を理解しておきましょう。

小学生なのに、机におもちゃを収納して大丈夫?

また、小学生なのに学習机の引き出しの中が、おもちゃやシールだらけと嘆く方がいますが、子どものために与えた自分専用の収納です。小学生のうちは遊びに興味があるのが普通です。

ぜひ、今のうちの自分だけの収納に自分の大切なモノを入れ管理する楽しみを味わわせてください。

これまで、中学校受験をした子どもたちの机を見てきましたが、どの子の机にも自分の大切なおもちゃ、シールやノートなど、勉強道具以外のモノが入っています。

勉強をする机でも、目の前にお気に入りのモノがあると勉強へのモチベーションが上がる子もいます。

机の棚や引出しのどこに何を入れるといいかを子どもと相談し、子どもが好きなモノを入れてよい場所をはじめに決めるとよいでしょう。

まだ学習机を準備しない派がやるべきこと

学習机を準備しない派の人は、どこで宿題などの学習をするのか、また学習道具をどこに置くのかを考えないといけません。

我が家では、ダイニングテーブルで小学生が勉強をするので、ダイニングテーブルのそばに、教科書やランドセル、鉛筆削り、文房具の置き場となる棚を置いています。

子どもが小4,小6,中2,高1の頃
子どもが小4,小6,中2,高1の頃

ダイニングテーブル周りに、子どもの学習道具を置くことになるとスペースの確保が大変です。

しかし、勉強する場所と道具の置き場所が離れていたら、後片付けが確実にめんどうになり散らかります。

たった数年間だけのことでしょうが、何より散らかることは私たち親にとってかなりストレスになるので学習道具の置き場は、慎重に考える必要があります。

勉強をするのに十分な明るさを保つことができるか
騒音、生活音などが大きすぎないか
家族の通り道になっていて集中できないことはないか
他の兄弟の遊びスペースと重なっていないか
大人の生活時間との関係は大丈夫か…

これらの条件をすべてクリアした場所となると、どうしても子ども部屋になるかもしれませんが、今、我が家は何を優先したいかを考え、子どもの成長を見ながら勉強場所の移動を考えてください。

私は子どもの宿題をすぐ見ることができることを優先しダイニング学習を選びました。

我が家のダイニングテーブル学習のリアル

我が家は、6人家族で3LDK戸建て。現在4人の子どもは小5,中1,中3,高2です。

長女が小1の頃から始まったダイニングテーブル学習歴は11年。現在は小学校の末っ子がダイニングで宿題をします。

大人がすぐに質問に答えることができ、子どものつまずいている箇所に気づくなどの効果は感じていますが確実に予想以上に散らかります。

ダイニングテーブルで絵の具遊びを始めた我が子
ダイニングテーブルで絵の具遊びを始めた我が子

しかしここは考え方で、散らかりやすいということは、後片づけを教えるチャンスがあるということ。

自分の部屋だと誰にも迷惑が掛からないため、極端な話散らかしっぱなしでもよいでしょう。

しかし、ダイニングテーブルで何かをしていると、いくら途中でも食事の時間になれば、一旦テーブルをきれいに整えないといけません。

また、家族の中で保護者や年上の兄弟などの夕飯の時間がずれることがあります。そんな時、宿題をダイニングテーブル一面に広げていては困るので、家族が食事するスペースも確保しながら、勉強道具を省スペースで広げるという工夫も考えないといけません。

つまり、ダイニングテーブルでの学習は、使ったらリセットする必要があり家族のことを考えて使わないといけないので、公共の場でのマナーも学べるという一面もあると私は考えています。

今は、ダイニングは常に散らかり毎日にぎやかですが、そのうち子ども部屋に籠る時期が必ず来るので、今の時期だけと割り切っています。

入学前に完璧に準備をしなくても大丈夫!

入学前に学習机を準備するかしないかは、それぞれの家庭の考え方次第です。ランドセルラックも慌てて購入する必要はありません。実際に小学校生活が始まってみないとわからないものです。

宿題をする場所が確保できない、教科書類、ランドセルを置く場所がないなど困ったことが発生してからで全く構いません。その方が理想に合ったモノを購入することができます。

小学生になったのだから勉強の習慣をつけないと!と肩の力を入れすぎず、まずはかわいい子どもの小学校入学という成長を祝う機会を親子で味わってほしいと思います。

★ティッシュペーパーのケースでピッタリに仕切りを作る方法はコチラ★

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★藤原友子★

小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど

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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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