7月27日（土曜日）、大分市のJ:COMホルトホール大分において、「キュリオステップ サマーチャレンジ2024」が開催されました。来年にもつながる素敵なイベントでしたので、レポします！

本イベントは「好奇心とともに明日に向かって歩みだす子どもたちを、ソニーの多様なテクノロジーとクリエイティビティでサポートしたい。」というソニーの思いによって、全国各地で開催されているものです。当日は、事前に応募した約30組もの親子が参加しました。

はじめてがいっぱい！ワクワクが止まらない時間

音楽やロボットなど、さまざまな形のワークショップが全国で行われていますが、大分会場で行われたのは「インクルージョン・ワークショップ」。障がいのあるなしに関わらず、ものづくりの楽しさや不思議を知っていこうというプログラムです。

テーマは「紙コップでつくるスピーカー」。日出町にある【ソニー・太陽株式会社】の社員のみなさんに教えられながら、コイルをつくったり、ケーブルをつないだりする子どもたち。初めての作業に、不思議そうな顔をしながら一生懸命チャレンジしている姿が印象的でした。

丁寧な作業の後、やっと完成した「紙コップスピーカー」。音楽プレーヤーにつないで、本当に音が聴こえることがわかったときの子どもたちの顔は、嬉しそうに輝いていました。

「障がい」について知り・考える機会

世界の「音」をつくるソニーの技術で、子どもたちの豊かな感性と大いなる興味を育む「キュリオステップ サマーチャレンジ2024」。今回大分会場で講師を務めた【ソニー・太陽株式会社】のみなさんは、どこかしらに障がいのある方々でした。

講師の一人、佐藤祐親さん（人事総務部担当部長）は「インクルージョン＝多様性というのは、私たちだけでは実現できないんです」と話します。

「障がい者と接する機会って、日常の中で少ないじゃないですか。でも今回のイベントのように、活き活きと働くスタッフの姿を見て、子どもたちに本当の意味での『多様性』を体感してほしいですね」。

車イスだったり、片足がなかったりと、「障がい」の理由はさまざま。しかしどの講師の方も、明るく、そして笑顔で子どもたちと接していました。その笑顔に、「障がい」の有無は関係ありません。そして何より、彼らは世界の「音」を担うプロの技術者。丁寧にアドバイスをくれる講師の姿から、「カッコ良さ」もにじみでていたのが印象的でした。きっと子どもたちにも、「多様性」の姿が伝わっていたのではないかと思います。家に帰ってからも、子どもたちと将来について話すきっかけになると良いですよね。

大人も一緒になって疑問に向き合う

また私も子どもを持つ親として、子どもの「なんで？」という疑問にどう対応すべきか困っていたため、佐藤さんに聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「一緒に考えたら良いですよね。親だってなんでも知っているわけじゃない。『そんなこと自分で調べなさい』と拒否するのではなく、一緒に発見していったら良いと思います」

ついつい目の前のことにとらわれ、子どもの些細な疑問に「大人の対応」をしてしまう自分を反省。とことん一緒に調べる！という時間が毎回は取れなくても、「キュリオステップ　サマーチャレンジ2024」のようなイベントも活用しながら、子どもの「なぜ？」に寄り添っていきたいなと思わされました。

紙コップスピーカーワークショップは今後も開催予定です。【ソニー・太陽株式会社】という、素晴らしい企業がある大分県の特性を活かした貴重な機会。気になる！という方は、ソニーの各アカウントをフォローして今後のお知らせを待ちましょう。我が家も来年は参加したいな〜！