久保建英を客寄せパンダにしてはならない理由
U−20W杯対イタリア戦で2ゴールの活躍を演じた堂安律選手は現在18歳。間もなく19歳になる。西野朗技術委員長が、イタリア戦のプレイを「メッシ、マラドーナ級」と、絶賛したそうだが、将来どれほどの選手になるかは闇の中。難しい問題だと思う。期待されながら失速していった選手は、これまでいくらでもいる。むしろ大成した選手の方が少ないぐらいだ。悪くてもA代表の域には達すると思いたいが、こればっかりは謎。法則はない。
15歳の久保建英選手の場合は、それ以上に謎めいている。15歳にしては超ハイレベル。年上の大型外国人選手に、物怖じすることなく向かっていく姿勢に、今後さらに伸びる要素を垣間見る。とはいえ、そのマックス値は見えない。日本代表レベルに到達する姿は何となく想像できるが、超日本級になれるか否かは不明だ。将来、日本代表として何試合に出場するか。チャンピオンズリーグには何試合ぐらい出場しそうか。それらにブックメーカーが倍率をつけるとすればどれほどか。分析結果を知りたくなる。
数年後が待ち遠しい、夢のある話ではある。サッカーの競技性に迫るテーマでもある。どういう選手が伸びて、どういうタイプが伸びないか。基本的なことさえ明確になっていない、例外だらけなのがサッカーだ。
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