Yahoo!ニュース

オートバイのあれこれ『レーシングマシンは美しい。』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今朝は『レーシングマシンは美しい。』をテーマにお話ししようと思います。

※今回はエッセイ的な内容になります。

バイク乗りって面白いなぁと、いつも思います。

「バイクが好き」と10人が口を揃えて言っても、好みのバイクのカタチはそれぞれ全然違う。

ハーレーダビッドソンのようなロー&ロングスタイルが好きな人もいれば、レーシングマシンのようなギュッと凝縮されたカウルスタイルが好きな人もいる。

画像引用元:Harley-Davidson
画像引用元:Harley-Davidson

▲バイクの好みは十人十色(画像引用元:ヤマハ発動機)
▲バイクの好みは十人十色(画像引用元:ヤマハ発動機)

最近だと旧車ブームが来ていて、クラシカルというか、オールドルックなカタチがもてはやされていますね。

私も長年バイク好きをやっていますが、その嗜好性の多様さたるや、いまだに関心が尽きません。

そんな私は比較的、スポーティなオートバイへの興味が強め。

もちろん、Z1のようなオールドルックも、ハーレーのようなアメリカンスタイルもカッコよく感じますが、傾向としてはスポーツバイク派かなと自分で思います。

そして、私のようなスポーツバイク派にとって、レーシングマシンのフォルムというのはかなりセクシー

余計なモノは完全に削ぎ落とされている一方、必要な部分にはとことん最高品質のモノが奢られていて、「オートバイにおける機能美の極致」がレーシングマシンなのだとつくづく思いますね。

特に私は、この1975年型『YZR350』(0W16)がどストライクに好みです。

▲YZR350(0W16/1975)
▲YZR350(0W16/1975)

女の子だったら、見つけたその日に告白するレベル(笑)。

人によっては、「古臭い」「ヒョロい」「ワイヤースポークホイールがダサい」なんて思われてしまうかもしれませんが、変な打算の無いカウル形状(=見た目がどうかはほぼ眼中に無い)、ライダーのお尻がはまるだけのスペースにとどめられたシート、愛想の無い真っ黒なチャンバーマフラー、そして必要最小限の前輪シングルディスク等、随所にストイックさが散りばめられていて、シビれてしまいます。

こういった話は完全に個人的趣味の領域になってしまうので、公にする記事としてはあまりふさわしくないのかもしれませんが、私にも“いちバイク好き”としてバイクファンの皆さんと価値観をシェアしたいという思いがあり、今回書かせていただきました。

皆さんは、どんなオートバイが好きでしょうか。

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

Rotti.の最近の記事