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日本人選手同士の対戦でホームランは過去11本。山本由伸vs.鈴木誠也と今永昇太vs.大谷翔平は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
鈴木誠也(左)と大谷翔平 Apr 6, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月10日(日本時間11日)にドジャー・スタジアムで行われる試合には、4人の日本人選手が出場する。

 山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)と今永昇太(シカゴ・カブス)は、先発マウンドに上がって投げ合う。鈴木誠也(カブス)は「3番・DH」、大谷翔平(ドジャース)は「1番・DH」として、スターティング・ラインナップに名を連ねている。

 日本人投手と日本人打者による2組の対戦、山本vs.鈴木と今永vs.大谷が実現する。

 これまでに、メジャーリーグで日本人投手と日本人打者が対戦し、その結果がホームランは、見落としがなければ、11度だ。

筆者作成
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 打ったのは、4本の大谷が最も多い。打たれたのは、菊池雄星(現ヒューストン・アストロズ)が最多。こちらも4本だ。菊池が投げて大谷が打ったホームランが、3本ある。

 今シーズン、山本と鈴木は、4月6日に3打席で対戦した。結果は、四球、三塁へのゴロ(野選&失策)、三振だ。今永と大谷は、その翌日に2打席。こちらは、三振と三塁ファウル・フライだった。

 山本と鈴木は、日本プロ野球でも、2018年と2021年に計4打席で顔を合わせている。4打数1安打(シングル)、3三振だ。今永と大谷は、日本プロ野球では対戦していない。

 なお、鈴木は、シーズン20本塁打にリーチをかけていて、到達すれば、昨シーズン全体の本数に並ぶ。メジャーリーグ1年目の2022年は、14本塁打だった。大谷は、ここまでに46本のホームランを打ち、すでに自己最多の2021年に並んでいる。

 今シーズン、山本は、延べ301人と対戦し、6本のホームランを喫している。そのうち、右打者は157人で4本だ。今永は、対戦が延べ616人、被本塁打は23本を数える。120人の左打者に対して投げ、打たれたホームランは、こちらも4本だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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