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【大阪市城東区】駄菓子屋と喫茶店が一つの場所に。タイムスリップ感を味わえるお店

草葉はるねライター(大阪市)

商店街の小さな路地に、昔ながらの駄菓子屋さんを発見。
お店の奥に喫茶店の入り口があることに気付くと、気になって仕方がなくなりお邪魔することに……。

そこには、子ども時代にタイムスリップした気分になれる素敵な場所がありました。

今回は、城東商店街にある「白泉堂」さんをご紹介します。

レトロでカラフル。駄菓子屋を併設する喫茶店

大阪メトロ「蒲生四丁目駅」のすぐ近くにある城東商店街は、下町情緒を感じる場所。

昔から営業しているお店が多くあり、地元の人たちで賑わっています。

城東商店街に入って、一筋目を左に曲がると小さな路地があります。

この路地を進むと、大きなピカチュウがいました!
こちらが「白泉堂」です。

懐かしい駄菓子がずらりと並んでいて、心が踊ります。

「いか焼き」と書かれた暖簾や提灯が目に入ると、急にお腹が空いてきました。

駄菓子屋の奥には喫茶店の入り口があり、これがなかなか渋いんです。

店内の様子が気になるので、早速お邪魔してみました。

丸くカーブしたカウンター席には、エメラルドグリーン色の椅子が並んでいます。

照明もレトロな雰囲気。
カラフルな丸い灯りがきれいに並んでいました。ただならぬ可愛さです。

店内で食べる「いか焼き」が美味しい!

喫茶メニューには、コーヒーやミックスジュース、ソフトクリームなどがあります。
いか焼きとソフトクリームのメニューが豊富です。

いか焼きが気になるので、「いか玉子」を注文しました。
想像していたより大きい!

ぷにっとしたいかの食感をしっかり味わえて、素朴ながらとても美味しいです。

いか焼きやたこ焼きといえば持ち帰って食べたり、外で食べたりすることが多い印象ですが、店内だと焼き立てをゆっくり食べられるので、更に美味しく感じました。

いか焼きを食べられるお店って最近は少ないですよね。
そんな中、こんなに大きないか焼きを230円で食べられるとは!ボリュームがあってかなり満足感がありました。

ココアを飲みながらまったりしていると、
「駄菓子をここで食べても良いんですよ〜」と店主さんから夢のような一言。

駄菓子って、選ぶだけでも楽しいですよね。

駄菓子を買って戻ってくると、このような感じに。

フライドポテトのスナック菓子を食べながら、ココアを飲みました。

こんな経験は初めてのことで、とても楽しい時間でした。

店主さんは優しく、一人でも居心地が良かったですよ!

タイムスリップ感を満喫できる場所へ

「白泉堂」は創業して60年くらいなのだそうです。

駄菓子屋と喫茶店を同じ場所で営む珍しいお店ということで、60年前から今のような業態なのかを店主さんに聞いてみたところ、もともとは喫茶店だったそうなんです。

アイスクリームが人気メニューでしたが、スーパーでアイスクリームを安く売る時代がきて、これは難しいぞ!と。そういう流れで、あとから駄菓子屋を始められました。

そんな歴史を経て今のような楽しいお店ができたのかと思うと感慨深いです。 いか焼きや駄菓子を食べられる喫茶店は「白泉堂」ならでは。 とてもワクワクできる場所です。

子ども時代にタイムスリップした気分をぜひ味わってみてください。

白泉堂
住所:大阪市城東区今福西1-9-27
電話番号:06-6931-4894
営業時間:9:00〜17:00
定休日:日曜日
※営業時間や定休日、飲食代は変更される場合があります。

ライター(大阪市)

純喫茶・大衆酒場・銭湯など、ノスタルジックな空間が大好き。懐かしくてときめく何かを求めて、西へ東へ散歩しています。

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