米中関係(7)
2016年のアメリカ大統領選挙では中国が議論の的となった。中国との貿易が、製造業を破壊し、アメリカの中産階級を縮小させた。この議論は、共和党の候補者指名を獲得したドナルド・トランプによって展開された。トランプは、中国が環境を破壊して、つまり環境保全のコストを負担せずに製造した製品をアメリカに輸出していると攻撃した。さらに、通貨を操作して中国通貨の元を以上に安く維持して輸出攻勢をかけていると議論を続けた。しかも、サイバー攻撃をかけてアメリカ企業の秘密を盗んでいる。(確認)トランプは、自分なら中国と上手く交渉できる。そして、もっと良い条件を引き出せる。そう主張した。
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