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米中関係(7)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

2016年のアメリカ大統領選挙では中国が議論の的となった。中国との貿易が、製造業を破壊し、アメリカの中産階級を縮小させた。この議論は、共和党の候補者指名を獲得したドナルド・トランプによって展開された。トランプは、中国が環境を破壊して、つまり環境保全のコストを負担せずに製造した製品をアメリカに輸出していると攻撃した。さらに、通貨を操作して中国通貨の元を以上に安く維持して輸出攻勢をかけていると議論を続けた。しかも、サイバー攻撃をかけてアメリカ企業の秘密を盗んでいる。(確認)トランプは、自分なら中国と上手く交渉できる。そして、もっと良い条件を引き出せる。そう主張した。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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