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創業3年ながら地域と共生する人気店に〈豚骨本来の旨みを徹底的に追求した〉洗練されたコク旨豚骨ラーメン

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡市の中心街「天神」から福岡県最南端「大牟田市」までを貫く、今年100周年を迎えた西鉄天神大牟田線。その中でも2010年の開業と比較的新しい駅『紫駅』のすぐそばにあるのが〈FREE-MEN(フリーメン)〉。2021年の創業で今年3年目というまだ新しいお店ながら、すでに地域の人々にも認知される人気店となっている。

所在地は福岡県筑紫野市紫。福岡市のベットタウンの一つとして発展してきた街「筑紫野市」。福岡県内での住みよさランキングで県内3位、転入超過では福岡市に次ぐ県内2位と、今現在勢いのある街でもある。また最寄りの駅の「紫駅」は天神駅からも福岡県内3番目の都市「久留米市」の久留米駅からも30分ほどの立地にある。

その筑紫野市には「紫プロジェクト」という市の名前にも入っている「紫」の文字に因んだ街づくり・商品づくりに取り組んでいて、市の公式Webサイトなど、至る所に「紫色」が使われているのが特徴。ここ〈FREE-MEN〉でも(おそらくご主人も意識してそうされたであろう)ラーメンの丼碗に刻まれている〈FREE-MEN〉のロゴも「紫色」だ。

自分好みの贔屓の一杯がみつかる

この日、訪れたのは開店まもない11時半頃。開店直後の11時には到着する予定だったけど途中渋滞に遭遇して30分ほどロスした。近くの専用駐車スペースに車を停め、歩いて1分ほどで店先に到着。

駐車場はさほど埋まっていなかったものの店内に入ると先客多数。おそらく地元の方らしい小さなお子さん連れやご家族連れの方々で賑わっていた。入って右手にある券売機での選択は「コク旨とんこつ味玉入り」を発券。

テーブル席も1つ空いていたけれど、入口近くのカウンター席がちょうど2席空いていたのでそちらに座らせてもらって待つこと少々。

配膳された「コク旨とんこつ味玉入り」は、見た目からすでに好みの一杯。スープをひと口いただくとあっさりとした口当たりなのに濃密な旨みが後から押し寄せてくる、今まで経験したことのない洗練された味わいに感嘆の声がもれそうになる。今後地元の方々にとってはお気に入りのソウルフードのようなご贔屓の一杯になるんだろうなぁと想像しながら完食。お近くの方がうらやましいと思わせる逸品。

お店独自の理想的な一杯を追求し続ける

ご主人は福岡・博多の豚骨ラーメンを世界へと飛躍させた一風堂のご出身。長きにわたりその一風堂を支えて来られた方。その味を根底に感じながらも、甘みと出汁感のある豚骨のスープは〈FREE-MEN〉独自の個性で、洗練された一杯に仕上がっていた。

さらに辛味噌と味変用のマー油は(一風堂の)赤丸を思わせる組み合わせで、こちらも必食に値する美味しさ。チャーシューも独特で低温調理されたホロホロの食感と少しスモーク風味が香る旨みあふれるひと品。麺はなめらかで歯切れのいい自家製の細ストレート麺。ラーメンを構成する要素のどれもが秀でる隙のない一杯が魅力的だった。

肥後丸乃屋の唐揚げがセットになる

もう一つ〈FREE-MEN〉の特徴として。お隣の唐揚げ屋さん(店内はFREE-MENと繋がっている)「肥後丸乃屋 塩からあげ」の唐揚げがセットとしていただける。

また店内にはテイクアウト用のPOPも目に入る場所に貼られていて、単品唐揚げの「松・竹・梅」や「唐揚げ弁当」があり、持ち帰ることも可能なので合わせてご利用ください。

唐揚げのセットは、ラーメン注文時のみ可能で「唐揚げ1個+ご飯or味玉or替玉で+220円」というお得なセット。もちろん「丸乃屋塩からあげ」単品も2個から注文可能。訪れる機会があれば、ぜひ美味しいラーメンとともにご注文ください。

FREE-MEN(フリーメン)

住所  :福岡県筑紫野市紫1-28-3
[地図
営業時間:11時00分〜23時00分 
    :11時00分〜24時00分(金土祝前日)
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場あり(5台)、近隣有料駐車場あり
要確認 :FREE-MEN(※インスタグラム)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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