ヤンキース一筋14年の外野手は、他球団の誘いを断り、このまま引退するのか
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38歳のブレット・ガードナーは、昨シーズンまでニューヨーク・ヤンキース一筋に過ごしてきた。2005年のドラフトで、3巡目・全体109位指名を受けて入団。2008年6月にメジャーデビューし、そこから、ヤンキースの背番号「11」としてレギュラーシーズンの1688試合とポストシーズンの68試合に出場した。
2018年のオフにFAとなった後も、ヤンキースを去ることはなく、1年契約を3度交わした。だが、昨オフは、その4度目とはならず、現在もFAのままだ。5月13日にジ・アスレティックが掲載した、ケン・ローゼンタールの記事によると、ガードナーは、ロックアウト後にトロント・ブルージェイズから1年600万ドルの契約を申し出られ、それを却下。また、最近はアトランタ・ブレーブス――4月下旬にエディ・ロザリオが離脱し、復帰まで8~12週間の見込み――に声をかけられたが、こちらも断ったという。
今シーズン、ヤンキースの背番号「11」は空いている。誰も背負っていない。もっとも、ヤンキースの外野に空きはない。アーロン・ジャッジとアーロン・ヒックス、ジョーイ・ギャロの3人に加え、ジャンカルロ・スタントンも、出場はDHとライトが半々だ。控えには、内野も外野も守るマーウィン・ゴンザレス(と現在は故障者リストに入っているティム・ロカストロ)がいる。
ガードナーは、2008~21年の14シーズンに、打率.256(5737打数1470安打)と出塁率.342、139本塁打と73三塁打と251二塁打、274盗塁を記録している。安打は球団22位、ホームランは35位、三塁打は8位タイ、二塁打は23位。盗塁は、デレク・ジーター(358盗塁)とリッキー・ヘンダーソン(326盗塁)に次ぐ、3位に位置する。49盗塁の2011年はタイトルを獲得。2015年はオールスター・ゲームに選ばれ、2016年はゴールドグラブを受賞した。