【宗像市】華やかに「つりびな」赤馬館で展示即売♬ユーモアありロマンありのテーマに願いや思いをこめて!
2月29日(木)まで、街道の駅赤馬(あかま)館で「赤間宿つりびな会・展示即売会」は開催されています。
“魂が宿る”とされる神聖な場所「傘の下」に、願いや祈りをこめた細工物を下げて飾られた、たくさんの「つりびな」に出会えるでしょう。
赤馬館内の天井から下げられた「つりびな」の様子は、華やかで愛らしく心がなごみます。
◇赤間宿つりびな会・展示即売会
毎年この時期に開催される「赤間宿つりびな会・展示即売会」は今年15年目をむかえ、楽しみにしている大勢の人たちが訪れます。
展示会場には、ていねいに作られた小さなひな人形をはじめ、アクセサリーなども並びます。
◇つりびな作品
街道の駅赤馬館は、たくさんの「つりびな」や「つるし飾り」で飾られ、とてもはなやいだ雰囲気です。
「赤間宿つりびな会・展示即売会」は「赤間宿つりびな会」代表の秋吉優美子さんがお母様の、にぎわいのある赤間宿にしたいという思いを受けついで、教室を開きながら作品を制作し年に一度開催しています。
全国には三大つるし飾りとして、静岡の「雛のつるし飾り」福岡の「さげもん」また、山形の「傘福」が有名ですが、秋吉さんはこれらにならって傘に細工物を下げて飾る「つりびな」を考案しました。
山形県酒田市に伝わる「傘福」では、傘の下は魂が宿る神聖な場所とされていて、そこに祈りや願いを込めた細工物を下げるそうです。
手元にある思いのこもった細工物を魂の宿る傘に下げて、テーマのある作品に仕上げ秋吉さんは展示しているのです。
今年のメインテーマともいえる「幸せとりこむ傘」にはたくさんの鳥を配して「鳥混む」とかけているそうです。
こちらは傘の下にある陣太鼓に「567(コロナ)」の文字をいれて、金の棒を持った桃太郎にたたかせて追い出す!といった物語が込められています。
秋の風情を表した「きのこ」の傘の部分は、ザル豆腐が入っていた小さなザルを利用しているとのこと。
工夫をこらした細工物は、アイデアとユーモアがつまっています。
かわいらしい赤ちゃんを模した細工物に追羽根があしらわれた作品です。
梅雨時に咲くアジサイがテーマの傘は、季節感がよく表れています。
◇かわいらしい作品の数々
展示即売されている作品は、どれもていねいに作られていてかわいらしく、見ているだけでも心がなごみます。
「うさぎびな」本当にかわいいですね。
作品はどれも華やかで特にこの時期、玄関などに飾ってみたくなるものばかりでした。
◇つるし飾りも美しく
赤馬館なかほどの井戸の見えるガラス戸には、見事な「つるし飾り」がかけられていて、一つひとつの細工物に目がいきます。
宗像の特産品などがならぶ「おみやげ処」の天井に下がる「つるし飾り」も、ひな祭りの近いことを意識させてくれるものです。
長年人々を楽しませ続けている「赤間宿つりびな会・展示即売会」の会期もあとわずかになりました。
24日(土)25日(日)両日に同時開催される「勝屋酒造酒蔵開き」と「赤間宿まつり」には、多くの人が赤間宿をおとずれます。
その際、街道の駅赤馬館に立ち寄られた人たちが、きっと「赤間宿つりびな会・展示即売会」で、愛らしい作品たちにふれ感動することでしょう。
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(媒体名)YAHOOニュース
◆赤間宿つりびな会・展示即売会について
会場/街道の駅赤馬館(月曜日休館)
電話/0940-35-4128
会期/2024年2月1日(木)~2月29日(木)
時間/10:00~17:00(最終日16:00)