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ドジャースは○●、メッツは●○。1勝1敗となった過去のシリーズの勝者は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ピート・アロンゾ(手前)とウィル・スミス Oct 14, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月14日、ニューヨーク・メッツは、7対3でロサンゼルス・ドジャースを下し、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズを1勝1敗とした。

 1リーグ2地区から3地区に増えた1994年以降のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズは、今年が30年目だ。1994年は、ストライキによってレギュラーシーズンが途中で打ち切られ、ポストシーズンも開催されなかった。

 1995年から昨年までの58シリーズ中、最初の2試合を終えて2勝0敗/0勝2敗は、29シリーズを数える。ということは、最初の2試合が1勝1敗も、29シリーズだ。

 1勝1敗からシリーズを突破した29チームを、第1戦に勝って第2戦に敗れた○●と第1戦に敗れて第2戦に勝った●○に分けると、○●が13チーム、●○は16チーム。後者のほうが少し多いものの、サンプル数からすると、ほぼ同じと言っていい気がする。

 今年のナ・リーグの場合、ドジャースは勝ち上がれば○●の14チーム目、メッツは勝ち上がると●○の17チーム目となる。

 また、今年のシリーズは、ここまで、ドジャースがホームで○●の1勝1敗、メッツはアウェーで●○の1勝1敗だ。このパターンの第1戦と第2戦は、1995~2023年に14シリーズ。そこから勝ち上がったのは、ホームで○●もアウェーで●○も7チームずつだ。

 10月16日の第3戦は、1994年生まれの2人、ルイス・セベリーノ(メッツ)とウォーカー・ビューラー(ドジャース)が、シティ・フィールドの先発マウンドに上がる。それぞれ、中9日と中7日だ。前回の登板は、セベリーノが6イニング3失点(自責点3)、ビューラーは5イニング6失点(自責点6)。どちらの試合も、チームは1点差で敗れた。

 ○●と●○、ホームとアウェーを問わず、1勝1敗から第3戦に勝って2勝1敗とした29チームのうち、69.0%の20チームは、シリーズを勝ち上がり、ワールドシリーズに進んでいる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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