【京都市山科区】京阪バスが2024年5月27日にダイヤ改正が行われます。平日は減便で山科区民に影響も
国号1号線近くの京阪バス 山科団地南バス停を通りかかったところ、2024年5月27日に京阪バスのダイヤ改正が行われるとの告知がありました。
2024年4月1日にもダイヤ改正が行われており、こちらは新年度に合わせたものなので例年行われているのですが、2か月ほどでダイヤ改正が行われるのは少し異例です。
4月のダイヤ改正の告知にも書かれていたのですが、今回のダイヤ改正の理由は「深刻な運転手不足」とのことです。減便は山科区内のバスだけでなく、京田辺や高槻など広範囲にわたっています。
バス運転手の高齢化や大型二種免許の取得率の低下によるバス運転手の減少に加え、「バス運転手の2024年問題」も関係しています。厚生労働省のバス運転者の改善基準告示によると、2024年4月1日からバス運転手の年間拘束時間や時間外労働時間が以前より抑制されるため、運転手の数が同じでもバスの本数を維持するのが難しくなっています。
山科団地南バス停の時刻表を改定前と改定後で見比べてみると8時台と19時台がそれぞれ1便ずつ減便となっていました。
バスの運転手不足は京阪バスに限ったことではなく全国的なもので、2023年4月には町営バスの路線を廃止する自治体が相次ぎ、ニュースにもなりました。
運転手不足解消のため、国は法務省発表の「自動車運送業分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針」において、外国人労働者のバスの運転を認める方向でいます。
30年前と比べると山科区内のバス路線や便数は減少しており、様々な問題を抱えています。(参考資料:京都市)利用者数の減少で経営が厳しいといわれている路線バス業界ですが、区民の足として維持できるよう地元民の積極的な利用も欠かせないですね。