同じ日に2人が「40本」に到達。フレディ・フリーマンは40二塁打、大谷翔平は40本塁打
8月3日、フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)は、ドジャー・スタジアムで、シーズン39本目と40本目の二塁打と22本目のホームランを打った。
同じ日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、エンジェル・スタジアムで、シーズン61本目のシングル・ヒットと40本目のホームランを打った。
ドジャースは107試合、エンジェルスは110試合を終えたところだ。このペースでいくと、フリーマンのシーズン二塁打は60~61本、大谷のシーズン本塁打は58~59本となる。
言うまでもなく、ホームランは、二塁打に勝る。
ナ・リーグとア・リーグにおいて、1シーズンに60本以上を記録したことのある選手は、ホームランも二塁打も6人ずつだ。
ただ、延べ人数は、シーズン60二塁打のほうが少ない。シーズン60本塁打以上は、サミー・ソーサが3度、マーク・マグワイアは2度記録しているので、延べ9人だ。一方、シーズン60二塁打以上を2度以上記録した選手はいない。
また、シーズン60本塁打以上の6人目(延べ9人目)は、昨シーズンのアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。62本のホームランを打った。シーズン60二塁打以上は、1936年に64本のジョー・メドウィックと60本のチャーリー・ゲーリンジャーを最後に途絶えている。
ちなみに、フリーマンと大谷の長打は、ともに64本。両リーグ・トップに並んでいる。フリーマンは、二塁打が40本、三塁打が2本、ホームランは22本。大谷は、二塁打が17本、三塁打が7本、ホームランは40本だ。
ここまでのチームの試合数と長打の本数からすると、フリーマンはシーズン全体で96~97本、大谷は94~95本となる。
シーズン100長打以上は、これまでに12人(延べ15人)が記録している。
2002年以降、95長打以上は3人(延べ4人)。2003年のアルバート・プーホルスが95本(二塁打51本、三塁打1本、ホームラン43本)、2004年のプーホルスが99本(51本、2本、46本)、2005年のデレク・リーが99本(50本、3本、46本)、2013年のクリス・デービス――ファーストネームのイニシャルはC――は96本(42本、1本、53本)だ。
なお、シーズン55二塁打以上の選手は、こちらにリストを掲載した。