【大津市】写真を撮ることから広がり子育て応援や地域の活性化の居場所作りに取組む元保育士女性カメラマン
こんにちは、Sariです!今回は大津市でカメラマンを始めイベント主催など幅広く活躍されているyucaさんをご紹介します。
yucaさんのヒストリー
yucaさんは元保育士さん。保育士として10年間勤務した後、子育てのために退職し、その後カメラの趣味が高じてプロカメラマンの道に進みました。
カメラマンとしての始まり
「学生時代からフィルムカメラでの写真撮影が好きで、保育士時代も趣味として写真を撮り続けていました。出産を機に退職後、子供をモデルに写真を撮ってもらう機会があり、そのときその写真館の社長さんに声をかけてもらったのがきっかけでカメラマンの道へ進むようになりました。」
起業とマルシェ
「友人の勧めでフリーランスのカメラマンとして活動を開始し、最初はマルシェで小さな写真撮影サービスを提供していました。下の子が5か月の時で、授乳をしながらの活動です。採算が合わないときもありつつ宣伝を兼ねてやっていました。」
「それから他のカメラマンさんと差別化するために、保育士の経験を生かして、月一回のお誕生会を始めました。絵本を読んだり歌を歌ったりして、オリジナルのフォトブースで記念撮影をするという企画です。レンタルスペースを探して始めたのですが、マルシェで知り合ったママさん達が来てくださるようになり、『家事と育児で孤独を感じていたのが救われた』と言ってくださるのが嬉しくて、手作りのおもちゃを作って記念撮影をするイベントなど、月2回、3回へと活動を広げていきました。」
コロナ禍での挑戦
そんな中コロナ禍になり、イベント活動が制限される中、yucaさんは知人の紹介で借りたレンタルスペースで、少人数限定の写真撮影サービスを提供することで、活動を続けられました。ブランチ大津京にあるSGパークでも広いスペースを借りて活動を広げられました。
おさんぽハウスの始まり
その後より良い物件を探して、本要寺の敷地内である現在の場所を紹介してもらうこととなります。市の職員の藤原周二さん、大工のちゃたさんと西さんに協力してもらってyucaさんの夢が叶う場所「おさんぽハウス」が作られ始めます。
yucaさんはイメージを伝えるために、空のティッシュケースで模型図を作って3人に見せたそうです。「yucaちゃんの作りたい空間が手に取るように分かった」と感動され、工事は順調に進みます。
Instagramで工事の進捗を伝え、知り合いにお手伝いを募るとどんどん人の手が集まり、仲間みんなで作り上げた「おさんぽハウス」が誕生します。
おさんぽハウスでの活動の広がり
おさんぽハウスは写真スタジオというだけでなく、地域の人たちも気軽に日常的に楽しめる空間を目指しておられます。たとえば駄菓子屋の常設や子育てイベント、 おかずの量り売りなど。季節に応じたイベントも開催されています。
「いろんな人が出入りするようになるので結構防犯にもなったりするし、近所の子供たちも『おさんぽの人』って思ってくれてるので、『おはよう』とか学校から帰ってくる時は『おかえり』とか言ったりもできるんで安心ですよね」
おさんぽハウスを建てた藤原さん、西さん、ちゃたさんとは意気投合し、大津のまちの可能性をもっと広げていくために何かしたいと話し合いを重ね、2023年7月に一般社団法人BANDを立ち上げます。そして今年4月にはおさんぽハウスと同じ本要寺の敷地内に「awai」というカフェとギャラリー、レンタルスペースなどを併設した新たなまちのスポットを建設しました。
[awaiについては以前取材した記事をご覧ください]
【大津市】大津の新たなまちづくりの拠点がオープン!カフェとレンタルスペース運営でチャレンジを後押し
【大津市】4月18日オープンのエスニック料理が食べられるカフェレポート!目指すはまちづくりの拠点
まとめ
自分の世界観を表現できる「おさんぽハウス」での活動を大切にし、地域とのつながりを持ちながら、オリジナリティあふれる写真撮影やイベントを展開しているyucaさん。awaiでのご活躍も含め、今後の活動に目が離せません。
今は七五三の撮影予約を受け付けておられます。詳しくはInstagramをチェックしてみてください!
yucaさん、お話聞かせてくださりありがとうございましたー!
おさんぽハウス Instagram
(本文2枚目以降の写真はyucaさんよりご提供いただきました。ありがとうございました。)