大谷翔平が登板した試合でエンジェルスは8勝2敗。この勝率.800は両リーグ3位タイ
今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、先発10登板で5勝1敗、防御率3.05を記録している。エンジェルスは、この10試合で8勝2敗。勝率は.800だ。
5月26日の時点で先発10登板以上の78人中、登板した試合のチーム勝率が大谷より高い投手は、2人しかいない。10勝1敗のシェーン・マクラナハン(タンパベイ・レイズ)と9勝2敗のゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)がそうだ。マクラナハン自身は、11登板で8勝0敗、防御率1.97。コールは、11登板で5勝0敗、防御率2.53を記録している。
登板した試合でチームが8勝2敗は、大谷以外に3人。防御率2.01(3勝0敗)のブライス・エルダー(アトランタ・ブレーブス)、防御率2.97(4勝2敗)のスペンサー・ストライダー(ブレーブス)、防御率3.07(5勝1敗)のクリスチャン・ハビア(ヒューストン・アストロズ)だ。
マクラナハンとコールを除く、11登板の21人のなかに、10登板の時点でチームが8勝2敗だった投手はいない。ちなみに、マクラナハンの最初の10登板で、レイズは9勝1敗。コールの10登板で、ヤンキースは8勝2敗だ。
登板した試合のチーム勝率が.800以上の6人中、シーズン全体のチーム勝率が最も低いのは、大谷だ。エンジェルスが勝率.538(28勝24敗)であるのに対し、レイズ、ヤンキース、ブレーブス、アストロズの4チーム――エルダーとストライダーはともにブレーブスで投げている――は、勝率.565以上を記録している。貯金7以上だ。
大谷が登板した10試合に、エンジェルスは計42点を挙げている(降板後の得点も含む)。1試合平均4.20得点だ。一方、シーズン全体では、52試合で254得点、1試合平均4.88得点なので、大谷が登板した試合の平均得点は、登板しなかった試合の平均を下回る。
ただ、大谷に続いて登板したリリーフ投手たちは、10試合の計30.0イニングで防御率2.70を記録している。今シーズン、エンジェルスのブルペン防御率は3.64だ。
5月27日、大谷は、シーズン11試合目のマウンドに上がる。ア・リーグ西地区でエンジェルスの上に位置する2チーム、テキサス・レンジャーズとヒューストン・アストロズは、すでに、この日の試合を白星で終えている。エンジェルスのすぐ下、地区4位のシアトル・マリナーズも、勝利を収めた。