千葉ロッテに入団したブロッソーは打ちまくる可能性も!? 今年は開幕前に14試合で6本塁打
7月29日、千葉ロッテ・マリーンズは、マイク・ブロッソーの入団が決まったことを発表した。
ブロッソーは、29歳の内野手だ。メインのポジションは三塁。内野4ポジションと外野両翼を守ったことがあるのに加え、通算10登板で9.2イニングを投げ、防御率2.79を記録している。メジャーリーグ5年目の今シーズンは、昨シーズンと同じく、ミルウォーキー・ブルワーズに在籍していた。
開幕から6月初旬までは、メジャーリーグで29試合に出場し、打率.205と出塁率.256、4本塁打を記録した。そこから今月中旬までは、AAAでプレーした。こちらは、出場20試合で打率.164と出塁率.205、4本塁打。最後の2試合は、メジャーリーグ昇格の前提となる40人ロースターから外された後だ。ウェーバー公示中に、獲得を申し出る球団は現れなかった。
今シーズンのスタッツを見る限り、あまり期待はできそうにない。ただ、3年前の2020年は、タンパベイ・レイズで36試合に出場し、打率.302と出塁率.378、5本塁打を記録している。この年のディビジョン・シリーズ第5戦――勝てば次のシリーズ進出の試合――では、同点の8回裏にアロルディス・チャップマン(当時ニューヨーク・ヤンキース/現テキサス・レンジャーズ)からホームランを打った。2対1でヤンキースを下したレイズは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズも制し、ワールドシリーズに進出した。
また、今春のスプリング・トレーニングは、14試合で打率.375と出塁率.512、6本塁打を記録した。エキシビション・ゲームとはいえ、ブロッソーよりもホームランが多かった選手は、8本のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)だけ。ブロッソーの5.3打数に1本塁打は、オルソンの5.9打数/本のみならず、4本塁打以上の51人のなかで最もハイペースだった。
シーズンに入ってから、オルソンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に次ぐ33本塁打を記録している。ここからの限られたスパンであれば、ブロッソーも、オルソンのようにホームランを量産するかもしれない。