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攻撃してくる人への対処法

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「攻撃してくる人への対処法」というテーマでお話したいと思います。

世の中には、人を攻撃する人がいます。そういう人は、人を攻撃することによって、自分のパワー欲求を満たそうとしているのだと思いいます。

さて、「実際に攻撃されたらどうしたらいいか?」ということですが、
対処法は次の3つです。← 逆に言うと、下記の3つしかありません。

1.仲良くなる。
そう、仲良くなってしまえばいいのです。相手の長所を認め、相手のいい所を見つけ、仲良くなってしまえばいいのです。そうすれば、相手から攻撃されなくて済むようになります。

続いて2.攻撃し返す。
やられたらやり返す…です。やられないよう、自分が強くなればいいのです。喧嘩したらかなわないと思えば、相手も無暗に攻撃してこなくなります。

最後3.距離を置く。
上手に距離を置くことです。相手から攻撃されないよう出来る限り距離を置くことです。そうすれば攻撃されにくくなります。

宜しいでしょうか?
今言った3つの方法が、攻撃されないための方法です。

どの方法も優れた方法ですが、いずれも欠点があります。

まず1の「仲良くなる」という方法ですが、嫌いな人と仲良くなってしまうと、こちらの具合が悪くなってしまいます。ゲロ吐きそうになります。それが欠点です。よって、どうしても相手のことを好きになれそうもなかったら、無理してこの作戦を遂行するのはやめましょう。

続いて2の「攻撃し返す」ですが、これで相手の攻撃が収まればいいのですが、さらに攻撃が激しくなる恐れがあります。よって、攻撃し返すのであれば絶対に負けない覚悟が必要です。勝ち目がない相手には使わないようにしましょう。

最後、3の「距離を置く」ですが、これは自分が逃げ回っているような気がして、下手すると惨めな気持ちになってしまいます。よって距離を置くという方法を使うのであれば、作戦遂行という強い気持ちで取り組みましょう。

今、方法を3つ紹介したのですが、自分の得意な方法を1つを基本戦略として使い、残りの2つは基本戦略に上手に混ぜながら使っていきましょう。

良くないのは、自分で何をやっているのかわからなくなること、対処法が中途半端になることです。しっかり、戦略として遂行していきましょう。

次に、
人を攻撃する人、また逆に、人から攻撃されやすい人は、共に自己肯定感が低いことが多いです。日頃から、自分の肯定感を高めるよう努め、人を攻撃したり、人から攻撃されないようにしていきましょう。

それから、人から攻撃を受けた場合ですが、「これは被害妄想ではないか?」「どこか、自分に悪いところがあるのではないか?」と、ちょっと立ち止まって考えてみる余裕も、時には必要です。ぜひ、参考にして下さい。

最後に、
仲良くなる、攻撃し返す、距離を置く、の3つのうち、どれが得意か? は、
生まれつき、ほぼほぼ決まっています。このあたりが生まれつき性格の面白いところです。

ちなみに私(竹内成彦)は、「距離を置く」が得意です。
攻撃されたら、そっとスルーです。

あなたは何が得意ですか?


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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