【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動! Part370: 箒は掃除以外にも使う?他
みなさん、こんにちは~!
ご覧くださり、ありがとうございます。
今日も韓国ドラマのなかに見られる不思議を楽しく紹介していきますね^^
さらに、その不思議から見えてくる韓国の文化や習慣についても解説していきます。
みなさんが韓国ドラマを見ているときに感じていた疑問や、その行動につながる理由が分かるかもしれませんよ~!
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね☆
それでは、さっそく今日の不思議を見ていきましょう!
ひとつめはこちらです!
「ほうきは掃除に使うだけじゃない?!」
みなさんは、「トッケビ~君がくれた愛おしい日々~」というドラマを見たことがあるでしょうか?
そのドラマのなかに、日本人には少し不思議に感じられるセリフが出てきます。
そのセリフがこちらです。
「初雪が降ったら、ほうきが必要になるでしょう?」
雪が降ったら、なぜほうきが必要なのか…?
このシーンを見ながら、ほうきを使って雪かきするのか?と首をかしげた方も多いのではないでしょうか?
多くの方が、ほうきは掃除道具という認識を持っていると思います。
しかし、韓国では、雪かきにもほうきを使うことが多いんです!
「まぶしくて」というドラマのなかでは、実際にほうきを使って雪かきをしている姿が見られます。
それは、まだ薄暗い早朝から息子のために、お母さんがほうきを使って雪かきをするという場面です。
このシーンや先ほどの「トッケビ」のセリフからも、韓国では雪かきの際にほうきが使われるということが分かります。
しかし、日本では、雪かきにほうきを使うということはありませんよね。
雪かきに使う道具といえば、まず思い浮かべるのはシャベルではないでしょうか。
また、頻繁に雪かきをしなければならない雪国では、スノーダンプと呼ばれる専用の道具や除雪機などを使うのが一般的です。
降雪量の少ない地域の方にとっては、雪かきは馴染みがないかもしれませんが、日本の場合は少量の雪であっても、ほうきで雪かきはできそうにありません。
それなのに、なぜ、韓国ではほうきで雪かきが可能なのかというと、これには日本との気候の違いが大きく影響しています。
日本の雪は、どちらかといえば湿気を多く含む重い雪です。
大陸から吹く風の影響を受ける韓国では、冬の空気は非常に乾燥します。
そのため、雪にも湿り気がなく、いわゆるパウダースノーになります。
とてもサラサラしていて軽い雪なので、ほうきでも掃くことが可能なんです。
韓国でも、降雪量の多い山間部ではシャベルなどの除雪道具が使われますが、都心部ではそれらの道具が必要になるほどの大雪には滅多になりません。
そのため、ほうきで雪かきをするというわけなんですね~!
つづいてはこちらです!
「ホウセンカの花で恋の行方を占う?!」
ホウセンカという花の名前、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
ホウセンカは、夏の花で7~8月頃に花を咲かせます。
韓国には、このホウセンカを使ったロマンティックなおまじないがあるんですよ!
これはホウセンカの花を使って爪を染めるというものなのですが、その歴史は古く、韓国時代劇のなかにも度々見られます。
ホウセンカで爪を染めるのは夏の風物詩にもなっていたようで、当時はオシャレのひとつとして楽しまれていました。
今でこそネイルアートは一般的になりましたが、マニュキュアもなにもない時代に人々が爪のオシャレを楽しんでいたとは驚きですね!
そして、その染めた爪の色が初雪が降るまで残っていれば、恋が叶うというジンクスがあったんです!
そんなジンクスがあったので、夏になると女の子たちはホウセンカで爪を染めて恋の行方を占ったんですね。
それでは、このホウセンカを使ったおまじないの方法をみなさんにもご紹介したいと思います!
まずは、叩いてつぶしたホウセンカの花を爪にのせます。
その爪に葉っぱを巻いて、そのまま一晩寝ます。
翌朝には爪にホウセンカの花の色が移って、ほんのり赤く染まっているはずです。
あとは、初雪が降るまで爪の色が残っているかどうか待つのみです。
ホウセンカは夏の間しか咲かないので、夏に爪を染めて、そこから初雪が降るまでというとだいたい3~4ヶ月後くらいでしょうか。
染めるといっても花の汁ですから数か月先まで色が残っていることは、なかなかないのではと想像がつきますよね。
だからこそ、色が残っていたときの喜びはひとしおだったのかもしれません。
なんだか、恋への淡い期待と奥ゆかしさを感じられる素敵なおまじないですね!
いかがでしたか?
今日の内容は楽しんで頂けたでしょうか~?
今後も、みなさんがまだ知らない韓国文化をどんどん紹介していきたいと思います!
韓国ドラマをもっと楽しみたい方、韓国のことをもっと知りたいという方は、ぜひ、また遊びに来てくださいね^^
それでは、また次回お会いしましょう♪
ーーー
今回の記事で韓国・韓国語に関心を持たれた方がいましたら、YouTubeでトリリンガルのトミと一緒に韓国語を学んでみませんか?
全くのゼロからでも学べる、無料の韓国語講座を配信中です!