新しいラーメン屋さんに行くのも楽しいですが、昔ながらの味が不意に食べたくなる時があります。「ふくや」はまさにここでしか食べられない味の代表のようなラーメン屋さんです。

お店はほとんどない、住宅が続く静かな通り沿いにあるお店。でもいつも駐車場は混んでいて、昔からの常連さんに愛されていることがわかります。駐車場はお店の北側と道路を挟んだ南側に計9台分あります。

この通りは「妻科白岩通り」という名前が付きました。裾花川沿いの白いがけがこの名前の由来になっているようです。

屋台の夜鳴きそばから始まり、最初の店は岡田町、県町と場所を変えて営まれてきました。今はこの妻科店と吉田四丁目店があります。

メニューは基本的には「中華そば」のみ。このほか、ふくやのスープとチャーシューで炊き上げた「ふくめし」（数量限定）があり、チャーシューのブロックや中華そばはテイクアウトも可能です。

食券方式で、出来上がったら自分でカウンターで受け取り、食べ終えたら食器を自分で返却します。

コロナ禍以降、店内のレイアウトが変わり、感染対策に気を配っていることがわかります。テーブル席と小上がり席があり、仕切りが立っています。アクリル板ではなく木製の仕切りです。

お仕事中のランチに来るお客さんが多いです。仕切り板があるため、家族でテーブルを囲んで…という形は難しいかもしれません。

常時換気していて風通しがよく、今の季節は少し肌寒さを感じるので、待っている間上着はあった方が安心です。

左が「中華そば大盛」1050円＋きざみネギ70円。右が通常サイズの中華そば900円。どんぶりのサイズは結構違います。

チャーシューがほろほろでかなりやわらかいです。スープの色は写真の通り濃いめですが、飲んでみるとしょっぱくなく、飲み干してしまえるくらいあっさりしていて優しい味です。

麵の色も濃いです！

一杯一杯心を込めてつくってくださるので、注文してから提供されるまでの時間は長めです。ラーメン屋さんですが、ゆったりとした空気が流れています。急がず慌てず、ふくやさんならではの味を楽しんでください！