渓流釣り初心者が覚えておきたいルールと基本マナー
YouTube「釣り女子部」顧問のとやです。
各地でいよいよ渓流釣りが解禁して、期待に胸躍らせている人も少なくありませんよね。
釣りの中でも比較的ライトな装備で楽しめて、一度道具が揃ってしまえばリーズナブルに楽しめる渓流釣りに興味を持っている釣り初心者の方もいるでしょう。
今回は渓流釣り初心者が覚えておきたいルールや基本的なマナーをお伝えしたいと思います。釣り場でいらぬトラブルを招かないようにしておきましょう。
渓流釣りにおけるルール!
渓流釣りにおけるルールからまずは確認しておきましょう。遊漁規則と呼ばれるもので決められているもので、これは必ず守らなければいけません。
渓流釣りには釣りをしてもいい期間が決められている
渓流釣りには釣りをしても良い期間や釣り方について定められています。一般的な渓流釣りの主なターゲットとなるのはアマゴやヤマメ、イワナなど。
各漁協によって釣りをしても良い期間が決められています。一般的に2月や3月から解禁し、9月頃に禁漁を迎えます。
小さな渓流魚はキープしてはいけない
アマゴやヤマメ、イワナに関して15センチに満たない小さな個体はリリースするように決められています。
時期によっては小さなアマゴやヤマメがたくさん釣れてしまいますが、これらはすべてリリースしなければいけません。
渓流釣りには遊漁券が必要!
渓流釣りには釣りを楽しむための許可証である「遊漁券」が必要となります。これは指定された1日だけ釣りが楽しめる「日釣り券」と遊漁期間中釣りをしてもよい「年券」に分かれます。
遊漁券は釣り場近くの釣具屋や地域の釣具量販店で購入可能です。最近ではオンラインでチケットを購入できるアプリも出てきています。
禁漁区の確認を!
渓流釣りには禁漁区が設定されているところも少なくありません。
こうした禁漁区は沢の入り口に看板がかかっていたりもしますが、さすがに川全体に表示がしてあるわけではありません。
一番手っ取り早いのは漁協が配布している釣り場マップなどを確認することです。初めて入る川では遊漁券を購入したときに釣り場マップをもらって確認する癖をつけておきましょう。
渓流釣りにおけるマナーは?
ルールと違って守らなくても罰則などが発生しないマナー。しかし釣り人にとっては1人のマナー違反者がいるだけで、釣果に影響してしまったり、気分を害してしまったりと、トラブルを引き起こす原因にもなります。
渓流釣りでは上流に向かって「釣り上がる」のが基本
渓流釣りでは川に入った場所から上流側へ釣り上がっていくのが基本となります。一度人が入った場所は、その日はなかなか釣れないと言われており、上がる人や下る人が混在してしまっては、釣れる魚も釣れなくなってしまうためです。
釣り下る人と釣り上がる人が川でバッティングしてしまうと、お互いに川から上がらざるを得なくなってしまいます。
人が入っているすぐ上流には入らない
川沿いを車で走っていると、釣り人らしき車を見かけることがあります。そのすぐ上流側へ後からきた釣り人が入るのはマナー違反です。
「頭を叩かれる」と呼ばれており、先行者とのトラブルになりやすい行為です。これから釣りをする予定だった場所を、後から入ってきた人に横取りされるわけですから。
先行者の車があったり、釣り人の姿が見えたら諦めて場所を変えるか釣り上がってこないであろう上流まで移動しましょう。
ルールとマナーを覚えて楽しく渓流釣りを楽しもう
これからが本格シーズンを迎える渓流釣り。ルアーやエサ釣り、フライなどあらゆる釣り方で、美しい渓魚との出会いを楽しんでいただけたら幸いでs。
ルールとマナーをきちんと守って渓流釣りを楽しんでみませんか?