エリアトラウトのラインはどう選ぶ?種類と特徴を知って適材適所!
こんにちは、釣りYouTubeチャンネル「釣り女子部」の顧問、とやです。
釣り女子部の中で、AREAGEEKSというコーナーでエリアトラウトを楽しんでいます。エリアトラウトは1年中楽しめて、しかもものすごく繊細な部分もある釣りです。
そこでエリアトラウトのラインについて、選び方や種類。その特徴などを見て行きたいと思います。
エリアトラウトのラインは大きく分けて4種類!
エリアトラウトで使用するラインは大きく分けて4種類に分かれます。
- ナイロンライン
- エステルライン
- フロロカーボンライン
- PEライン
の4つがメインです。
それぞれに特徴があってどれを選ぶかは自分次第。ただしシチュエーションや使うルアーによっておすすめのラインが変わるため、素材の特性をしっかり知っておくのが大切です。
エリアトラウトのラインはどの釣り方にも「ベスト」はない!
エリアトラウトのラインはそれぞれに特徴があります。すなわり色々な釣り方やルアーがある中で、適したラインはその都度変わってくるというもの。
例えば船釣りで深場を狙うときには、PEライン一択となっているはずです。しかしそのような「これしかダメ」というライン選択が存在ないのがエリアトラウトです
ナイロンラインは扱いやすさやしなやかさにおいてバランスの良い優等生
まずナイロンラインから見てみましょう。
しなやかで伸びのあるのが特徴のナイロンライン。ラインそのものを結ぶこともできており、バランスの取れたオールラウンダーという印象です。
感度はそこまで高くないものの、扱いやすさと汎用性の高さでは、どのルアーで釣る場面においてもベストじゃないけどベターなチョイス、という場面が少なくないラインです。
ラインのしなやかさからくる食い込みの良さや、扱いやすさはスプーンの釣りに向いていると言えます。
エステルラインは扱いにちょっとコツが必要なもののきちんと管理すれば高い感度を活かせる
近年感度の高さから注目を集めており、アジングやメバリングなどソルトのライトゲームでも登場する機会が増えてきたのがエステルラインです。
非常に伸びが少なく感度が高いのが大きな特徴で、小さなアタリも敏感に感じ取ることができるためアタリが小さなエリアトラウトでは使用者が増えています。
ただ素材の特性上伸びてしまうと元に戻らず、強度が大きく下がってしまいます。
また傷による強度低下が顕著であるためリーダー必須。エステルラインの感度を活かすためにはリーダーの長さは20cmほどと短く設定しましょう。
突然ラインが切れてしまう可能性があるため、トラブルを開ける意味でも釣行ごとに必ず先糸の数メートルはカットして新しくするようにしましょう。
ラインがよく沈む、感度が高いなどのメリットが大きいため、強度さえ許せばあらゆる釣り方で使いやすい素材です。またモノフィラ系ラインでコシがある素材のため、食い上げ系のラインにたるみができるだけ、というアタリも見逃しません。
フロロカーボンはナイロンとエステルの中間!水中でのステルス性能もナイロンより上
フロロカーボンラインはナイロンとエステルの中間の性能を持ったラインです。
ナイロンよりは伸びが少ないため感度が高く、エステルのより扱いやすさやトラブルの少なさでフロロカーボンに軍配が上がるポイント。
ナイロンよりも若干硬い素材のため、食い込みでは劣るものの感度がアップするためこちらを選んでいる人も少なくありません。
また水中での光の屈折率の違いから、水中でのステルス性能が高いと言えます。これは魚にラインを見切られにくくなる可能性が高くなりますね。
スプーンの釣りはもちろん、クランクやシャッドなどでも扱いやすいラインです。
ラインを貼った状態での抜群の感度は随一のPEライン!
全ライン中、最も感度が高いラインがPEラインです。糸が全く伸びず、かつ非常に強度が高いため極細ラインが使えるメリットもあります。
リールを巻いていると手元に伝わってくる情報量の多さは他のラインの追随を許しません。
そんなPEラインですが素材の特性上、ラインにコシがありません。これは引っ張る方向の感度は非常に高いのですが、逆に食い上げるようなラインがたるむアタリは非常に分かりにくいデメリットがあります。
常にラインを貼った状態での釣りを展開することが多いクランクなどで実力を最大限に発揮してくれるでしょう。
エリアトラウト用ラインの比較!あなたはどのラインを選ぶ?
ある程度使いやすい素材であっても他の素材と比べると見劣りしたり、非常に高性能なラインであっても取り扱いにちょっと注意が必要だったりと、どれもエリアトラウトで使うためには一長一短です。
そんな中で素材別の特徴をきっちり理解しておけば、適材適所で性能を最大限に引き出せるラインを選択できるようになるでしょう。
ちなみに釣り女子部の中では、スプーンタックルはナイロンの2.5lb。クランクタックルはPEの0.4号にリーダー0.5号というタックルで撮影に挑んでいます。
またトーナメンターの間では、トラブルが多くてもやはり1匹の釣果で結果がモノを言う世界ですので、感度が高くオールマイティに使えるエステルラインが人気を集めています。
釣り方だけではなく、使い方やシーンによっても最適なチョイスが変わってくるエリアトラウトのライン問題。
あなたはどのラインを選んでいますか?