【フランス大使館で出会ったおいしいもの】厳選食材を用いて職人技で作られた極上のヌガーに感激!
2024年10月28日(月)から2日間にわたって、東京・南麻布にあるフランス大使公邸で開催された「FOOD EXPERIENCE 2024~フランス美食の余韻」。フランスの本物志向の高級食材がメディアや食品業界関係者に紹介されるイベントで、今回は第3回の開催でした。
今回は、20社、27ブランドが出品。お菓子、ジャム、はちみつ、ドリンク、チーズ、キノコなどの魅力あふれる食品が披露されました。
まだ日本に入ってきていないものもあり、感銘を受けた食品を中心に何回かに分けてたくさん紹介したいと思います。
今回はその味わいに感激した極上のヌガーです。
LE NOUGAT DES ARTS(ル・ヌガー・デ・ザール)
本物のヌガーを食べたことがありますか?ヌガーといえば、甘くてねっとりとしていて奥歯に詰まってしまうというイメージを持っていた私。しかしこちらのヌガーはさにあらず。
甘みの7割はフランス産のラベンダー蜂蜜を使用。そのためキレがいい甘さというか、後味が上品なのです。
この蜂蜜は、アルプ・ド・オート・プロヴァンスのヴァランソル高原で生産されており、IGP(保護指定地域表示)の認証を得た確かなもの。
プロヴァンス産のアーモンド、シチリア産のピスタチオが柔らかなヌガーにたっぷり練り込まれ、周囲はウエハーのような繊細な生地が覆っています。
ナッツは低温でじっくりローストされ、品質を保ったまま香ばしくカリカリの食感と風味を放ちます。
1.5cmほどの厚さにカットして食べてみたら、おいしくて、またもう1切れと止まらないおいしさ!
ちょっとしたお菓子だと思っていたヌガーに厳選食材を用いて職人技で作るとここまでおいしくなるのかと驚きました。
作っているのは長身のポール・ロペス氏。元バスケットボールの選手だったと伺い納得。
2014年、フランスの中央部にあるクレルモン・フェランにて、ヌガー専門店を立ち上げました。
伝統製法の再現のみにおさまらず、かんきつ系、ジャンドゥーヤ、ダマスク・ローズなども取り入れた斬新なオリジナルレシピを開発し、ヌガーの地位を上げ、数々の賞を受賞されています。
【フレバー例】
ザ・リベーション(プロヴァンス産アーモンド、シチリア産ピスタチオなど)14ユーロ
ザ・スパークリング(生姜の砂糖漬け、黒ゴマ、乾燥梨など)15ユーロ
グルマンディーズ(ピエモンテ産ヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤ)14ユーロ
ハーモニー(クコの実、そばの実、抹茶など)15ユーロ
ジャーニー(プロヴァンス産アーモンド、シチリア産ピスタチオ、オーガニックダマスカスローズの花びらなど)15ユーロ
パッケージデザインも彼によるもの。多彩な方ですね。
カットの仕方と保存方法
ヌガーをカットするときは少し油を塗ったナイフが良いそう。カット面がきれいになります。
保存は乾燥したお部屋にて密閉状態にて8カ月も保管できるそうです。冷蔵庫に入れると湿気のため食感が変わってしまうので入れないように。
おわりに
いかがでしたか?ヌガーの概念を覆すような特別においしいヌガーを紹介しました。機会があればぜひ食べてみてください。
取材協力:フランス大使館貿易投資庁-ビジネスフランス
※試食提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
プロフィールのページからフォローすると、私が日々発信するホテル・グルメ・旅に関する記事をもれなく読んでいただけます。