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断言します。「世の中にある子育て本のほとんどは、お母さんタイプが書いたものです」

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「世の中にある子育て本のほとんどは、お母さんタイプが書いたものです」というテーマでお話しいたします。

生まれつき性格を測るツールとしてキャラ診断(エニアグラムをもととしたもの)がありますが、世の中に1番多くいるのはお母さんタイプです。キャラ診断によると、人は9タイプに分けられると考えているのですが、その中でも、お母さんタイプは、なんと人口の4割前後も占めています。正に、圧倒的多数、マジョリティであるのがお母さんタイプです。

お母さんタイプは、自己主張が激しく、教えたがり性格も相まって、よく本を書いたりします。おまけにお母さんタイプは、子どもや人を育てることに興味と関心を向ける傾向が強いので、現状、世の中にある子育て本の8割は、お母さんタイプの人が書いたものになっています。

よって、世にある子育て本の8割は、お母さんタイプのお母さんには参考になりますが、お母さんタイプではないお母さんには、無理が生じることが多く、あまり参考にはなりません。同じく、世にある子育て本の8割は、お母さんタイプの子どもを育てるのには役に立ちますが、お母さんタイプではない子どもを育てるのには、あまり役には立ちません。←ここは、非常に重要です。

ですから、子育て本を読んでも、子育てがうまくいかないと仰る人は、自分がお母さんタイプではない可能性、自分の子どもがお母さんタイプではない可能性が高いです。
よって、お母さんタイプではないお母さんは、子育て本を鵜呑みにするのはやめましょう。お母さんタイプではない子どもを持ってらっしゃるお母さんは、子育て本を鵜呑みにするのはやめましょう。

たとえば、
お母さんタイプのお父さんやお母さんは、子どもを叱るのが、得意で上手です。
お母さんタイプ以外のお父さんやお母さんのほとんどは、子どもを叱るのが、苦手で下手です。
お母さんタイプの子どもは、叱られてもすぐにケロッとします。叱責が功を奏します。
お母さんタイプ以外の子どものほとんどは、叱られると引きずることが多いです。叱責が功を奏しません。

というわけで、今日は、「世の中にある子育て本のほとんどは、お母さんタイプが書いた」というテーマでお話しさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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