【京都市上京区】昭和レトロ雑貨からZ世代に人気のドーナツまで楽しさ満載の堀川商店街を歩く!
堀川商店街は昭和20年代に、全国初の「店舗付き集合住宅」として誕生し、その後、時の変遷を経て、「アートと交流」をテーマに再生された堀川団地の1F部分にあります。現在は昭和レトロな商いと近年オープンしたお洒落だったり、ユニークだったりする飲食店とが混在する小さな商店街になっています。
あちこちで早くも桜だよりが聞かれるようになってきた2023年3月19日~23日にかけて、その堀川商店街を歩いてみました。下立売通から続くアーケードの入り口には、素敵なウッドデッキがあります。京都建築専門学校の学生さんたちが、佐野春仁校長らの指導の下、京北などの放置林から自分たちで間伐した竹や木材などを使って作り上げたものだそうです。
少し上がっていくと、なにやら昔懐かしい雰囲気の雑貨屋さんがありました。店内に入ると、昔からのはたきやバケツ、やかん、レジスターやアンティーク調のものも。アウトドア用のポケットコンロやおしゃれなショッパー、オリジナルトレーナーなど現代の雑貨もあります。
このお店「生活雑貨 民芸と荒物 倉日曜商店」の オーナーにお聞きすると、「ここで20年やってるんですよ。もともとは民芸品の店なんですけど、西陣は昔ながらの町家も多く、昔の家で使うためには昔の日用品が便利なので、諸雑貨が生き残ったという感じですね。100年前の日用品と現在の日用品を同列に扱う雑貨屋さんです」と話してくださいました。
厳選して全国から仕入れた数々の雑貨はもとより、今はメーカーが一つしかなく、製造復刻版ですが、昔ながらのマッチ、おしゃれなアウトドアでのポケットコンロ、かつて帆布の店をしていたというオーナーが、昔の野良着をイメージして作ったオリジナルのショッパーやポーチなど、魅力的な商品が店内所狭しと並んでいます。
コーヒースタンドとサイダーのテイクアウトもあります。掘り出し物を探しているだけでも楽しいですよ。
商店街の真ん中あたりにあって、時々メディアなどでも取り上げられている「かもDONUT堀川店」(外部リンク)さんへ。Z世代にも人気のお店です。「国産素材で添加物は最小限に、時間がたっても脂っぽくならないようなドーナツを提供したい」との思いが詰まったドーナツはスポンジケーキと硬めのドーナツの真ん中ぐらいのちょうど良い食感です。
ドライフルーツを混ぜたケーキ生地にラム酒とバターを染み込ませ、全体にお砂糖をまぶした「パウンドケーキ」や、まるでミルクティーのような味わいの「紅茶ミルク」、この時期限定の「さくら餡ケーキ」など、ちょっとリッチな気分になれる美味しいドーナツがたくさんありますよ!
堀川商店街散歩 まだまだ続きます。みなさんもお立ち寄りください。
堀川商店街(外部リンク)京都市上京区桝屋町1番地