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大相撲貴乃花親方問題から考える組織と「革新」の心理学

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
両国国技館(ペイレスイメージズ/アフロ)

<満場一致の組織は、いずれ潰れる。>

■貴乃花親方と大相撲改革

長年の歴史を誇る伝統。伝統は大切にしたいと思います。ただ、伝統あるものを存続させるためには、改革を続けなくてはならないでしょう。日本の歌舞伎も天皇制もさまざまな改革を経て、現在に至っています。

1500年の歴史を誇る相撲も同様です。江戸時代に描かれた相撲の絵を見ると、もう現代の大相撲とあまり変わらないように見えます。ただし、相撲の土俵には、屋根を支える4本の柱、「四本柱」がありました。4本の柱には各色のフサが付いており、フサの色は天空の四方位をそれぞれ司る四神に由来していました。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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