デビューから23連勝(16KO)した世界ヘビー級3位
WBOヘビー級3位、WBC4位、IBF5位、そしてWBAで15位にランクされるフランク・サンチェスが4回終了時にレフェリーストップによるTKO勝ちを飾った。
KOを狙ってフルスイングを続ける31歳のキューバ人ファイター、サンチェスは初回2分10秒過ぎに右フックを喰らってバランスを崩す。それでも、強引な攻めを貫いた。
ディフェンスへの意識がほとんど無い、荒々しいファイターだが、2回開始早々に右ストレートをぶち当ててダウンを奪う。その後も右アッパーをヒットして、相手にダメージを与えた。
3、4回は右アッパーをボディーに何度も見舞ってリングをコントロールする。パンチに緩急は無い。とにかく”なぎ倒す”スタイルである。右に頼り過ぎているため、けっしてバランスも良くないが、勢いで勝利をもぎ取った。
サンチェスの戦績は、23戦全勝16KOとなった。このスタイルのまま、世界タイトル挑戦に結び付けられるか。