【京都市中京区】島原・壬生で地域に愛され、2代続いた麵処、母の屋号を引き継ぎ、3代目が鉄板焼き店
緊急事態宣言が解除され、時間短縮ではあるものの酒類解禁となった京都で、初めての週末を迎えた2021年10月3日、「やっと本格営業が再開できます。お酒と一緒に自慢のこなもんや鉄板食べてほしいんですわあ」と話すのは、「京都壬生 さかえ家」店主の藤原 伸也さんです。この日は店内に何組かのカップルも訪れ、生ビールやハイボール、酎ハイなどと鉄板焼きを楽しんでいました。
かつて島原大門付近にあった麺処桔梗屋、その後、娘のさかえさんが引継ぎ、壬生に移転して麺処さかえ家として、2代50年にわたって、地元の人たちに親しまれてきましたが惜しまれつつ閉店していました。
さかえさんの思いを引き継ぎ、ご子息の伸也さんが、壬生川仏光寺西入の元さかえ家の店舗の真向かいに今度は、お好み焼き、ねぎ焼き、たこ焼きなど粉もんを中心とした鉄板焼きのお店をグランドオープンしたのが6月26日でした。しかし、酒類提供できた期間はわずか、京都市は緊急事態宣言に突入したのです。
伸也さんは、システムエンジニアを経て、大阪四十年の味として昔の味を頑固に守り全国に344店舗をブランド展開する森久保グループで修業を続けてきました。豚玉を作っていただきましたが、カリッとした豚肉とほっこりとした生地、絶品のソースが絡み合って美味い、確かに子供の頃に食べたお好み焼きの懐かしい味です。
銅板で焼き上げる表面のカリッとしたたこ焼き、明石焼き、広島焼きやネギ焼き、とん平焼きもあり、鉄板焼きには、ジャンボステーキやいかの姿焼きにシーフード炒めなどなどメニューも実に多彩です。
「息子が新しい形で店を引き継いでくれ感無量です」と話す、母のさかえさんもお店を手伝っています。家族そろって楽しめる居酒屋風鉄板焼きです。
京都壬生 さかえ家 京都市中京区壬生賀陽御所町39ー1