【京都市左京区】この秋どこ行く! 一乗寺の紅葉と宮本武蔵決闘の地を観光した後に寄りたいラーメン街道
一乗寺という地域には、曼殊院門跡や詩仙堂、圓光寺、金福寺といった紅葉名所が目白押しです。一乗寺という地名は、平安中期から南北朝の頃まで存在したとされる天台宗の「一乗寺」に由来しています。さて、紅葉狩りの際に訪れてほしいと思う、同じエリア内にある「一条寺下り松」と「八大神社」を2024年11月11日に訪れてみました。
剣豪として数々の決闘を行ってきた宮本武蔵にとって、生涯の決闘の中で最も重要だった決闘は巌流島ではなく、1604年(慶長9年)のこの「一条寺下り松の決闘」だったともいわれています。相手は将軍家の兵法指南役を務めた吉岡道場で、すでにそれまでの決闘で師範の清十郎、弟の伝七郎にも勝利していて、12歳というまだ幼い源次郎を大将にした数百人といわれる「吉岡一門」との3回目の決闘でした。
武蔵は小丘から下り松に向けて一気に駆け下り、源次郎を斬り、一門の者たちを突破して南方へのがれました。その後、縁あって東寺の塔頭「観智院」に身をよせたといいます。観智院の客殿には、武蔵が逗留していた2年間の間に描いたという「鷲の図」と「竹林の図」があります。雄々しくしなって交差する竹が武蔵の二刀流を表しているとも。
八大神社の境内には、その当時の下り松と伝わる古木が祠に収められています。本殿東側では、僅かですが黄、緑、赤の三色の紅葉とグラスボールの花手水なども楽しめます。
さて、一乗寺で歴史ロマンと紅葉を満喫したら、東大路北大路から北に広がる「ラーメン街道」などはいかがでしょうか。珍遊や大蔵、横綱など名だたるラーメン店がずらっと軒を連ねる激戦区です。白川通沿いには天下一品総本店などもあります。
この日は、京都河原町に本店がある「つるかめ」の系列店「一乗寺つるかめ」で看板メニューの「魚介醤油らぁめん」と肩を並べる「魚介醤油つけめん」を頂きました。らぁめんの方は麺大盛り無料となっています。
カウンターが8席ほどの小さな店ですが、ローストポークのようなチャーシューと煮干しの効いた濃厚なつけ汁も美味しくて飲み干してしまいました。
一乗寺界隈には魅力がいっぱいです。立ち寄ってみてはいかがですか!
一乗寺つるかめ(外部リンク)京都府京都市左京区一乗寺赤ノ宮町22 075-703-1087
八大神社(外部リンク)京都市左京区一乗寺松原町 075-781-9076