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福岡の郷土料理・水炊きの名店が創り上げた人気の担々麺と鶏そば〈2つの統合で完成した3つの博多鶏そば〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺
新しいラインナップ「辛鶏そばスペシャル」

福岡県福岡市博多区博多駅中央街。今年(2024年)の8月に「KITTE博多」のレストラン&カフェうまいと内の人気店「博多担々麺 とり田 KITTE博多店」が〈博多鶏そば TORISOBA TORIDEN〉としてリニューアルオープンした。

もともとは、福岡・博多の郷土料理「水炊き」の名店「博多水炊き とり田」の新業態で「特製鶏そば」と「特製しょうゆ鶏そば」の2つの鶏そばを提供する専門店として、福岡市博多区美野島の地に、2021年10月「100日限定オープン」のお店「博多鶏そば とり田」として開店。その後、惜しまれつつ100日後の2022年1月をもって終了。それから1年半後の2023年7月から常設店として復活し再始動。その1年後の今年、人気の「博多担々麺 とり田」との事業統合が決まり、博多駅の「KITTE博多」の地下1階で営業していた「博多担々麺 とり田 KITTE博多店」を〈博多鶏そば TORISOBA TORIDEN〉としてリブランディングの上、リニューアルオープンした。

二枚看板メニューとともに新たなランナップ

「博多水炊き とり田」ならではの独自の水炊き製法で、鶏の旨みを最大限に引き出した白湯スープの「鶏そば」と、フレンチのコンソメ製法でじっくりと炊き上げた淡麗でクリアな清湯スープの「醤油鶏そば」という二枚看板のメニューが味わえる。そして3つ目のラインナップとして「博多担々麺 とり田」のノウハウからの進化系「辛鶏そば」も加わり新たなスタートを切った。

また、今回のリニューアルでは、さらに新しいメニューとして「鶏そばスペシャル」「醤油鶏そばスペシャル」「辛鶏そばスペシャル」という3種類の豪華なラインナップも登場した。

辛味のスペシャリストが生み出す「辛鶏そば」

今回訪れたのは新メニュー「辛鶏そばスペシャル」をいただくため。二枚看板の「鶏そば」と「醤油鶏そば」は、すでに以前の店舗で食べたことがあるのでリニューアル後の一杯は今後の楽しみに取っておき、まずは新メニューをいただくことに。

訪問時間はピークを避けて14時頃。一番奥のカウンターに空席があったのでそちらに座らせていただく。注文は、席の正面にあるQRコードを読み込みスマートフォンで注文するシステムでメニューの中から迷うことなく「辛鶏そばスペシャル」を選択した(支払いは後払いで現金のみだった)。

待つこと少々。配膳された「辛鶏そばスペシャル」は、大きく重厚な器にきれいに盛り付けられた具材が華やかな一杯。「辛みと旨み」を表現する味の決め手は、厳選を重ねて選び抜いた一味唐辛子、生姜、ネギ、花椒などを加えた香味油で低温調理した自家製辣油と数種類のきのこをブレンドした「自家製きのこ醤辛味噌」。

ベースとなる旨みスープは、フレンチ出身のご主人が極めたコンソメ製法で、鶏ガラを長時間かけて丁寧に炊き上げた淡麗クリアな清湯スープに、福岡・糸島の北伊醤油の希少な生搾り特吟醤油などを贅沢に使用した「かえし」を合わせた極上の逸品。麺はモチモチとした食感のストレート麺で、喉越しがよくスルスルと吸い込まれていくと同時にしっかりスープを絡みとる相性抜群のひと品。

厚切りのとろけるようなチャーシューとハムはしっとりとした味わいで食べ応えもあり、たまらく美味しい。半熟玉子にメンマ、ネギといった具材もたっぷりで大変美味しくいただきました。

魅力の増した新たな「博多鶏そば」を体感

博多担々麺のお店から、3種類の鶏そばを提供する〈博多鶏そば TORISOBA TORIDEN〉へとリブランディングを果たし、さらに魅力を増したKITTE博多の店舗。鶏そばのほかにも、よだれ鶏、唐揚げ、手羽煮、明太おむすびなどの一品料理も充実させ「麺酒場」としても利用できる。店内の席数は24席でスタイリッシュなテーブル席とカウンターで木の温もりも感じられる。広々としたテーブル席はゆったりと寛げるのでグループでもご家族連れでも安心。もちろんご旅行やご出張の時にも気軽にご利用いただけます。訪れる機会がありましたらぜひお立ち寄りください。

博多鶏そば TORISOBA TORIDEN

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1[地図

    :KITTE博多地下1F(レストラン&カフェ うまいと内)
営業時間:11時00分~23時00分(L.O.22時00分)
定休日 :KITTE博多の休館日に準じる
駐車場 :KITTE博多専用駐車場

要確認 :博多鶏そば TORISOBA TORIDEN(※インスタグラム)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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