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昨年取材したマンションで最も印象的だった「ハイムスイート朝霞」、その豊富な工夫を紹介

櫻井幸雄住宅評論家
奥に見える建物が「ハイムスイート朝霞」。右側に隣接する商業施設がみえる。筆者撮影

 「ハイムスイート朝霞」は、埼玉県朝霞市内に建設中の大規模マンションだ。事業主は、積水化学工業。一戸建て住宅の「セキスイハイム」の会社であり、「ハイムスイート朝霞」は、同社にとって初めての分譲マンションとなる。

 その建設地は、東武東上線の朝霞駅を最寄りとし、かつては積水化学工業の工場があった場所。約7万3400平米の広大な敷地に、一戸建て住宅地とマンションを建設。隣接地にイトーヨーカドーとカインズがある大型商業施設「くみまちモールあさか」を配置し、全体を「あさかリードタウン」とするスケールの大きな計画だ。

 一戸建てのエリアと「くみまちモールあさか」はすでに完成しており、現在、分譲マンション「ハイムスイート朝霞」の販売が行われている。

 このマンション、びっくりするくらい盛りだくさんの工夫を採用。2020年に取材したマンションで、最も印象に残ったマンションとなった。

 その内容を紹介したい。

「自社工場跡地に、初のマンション」という思い入れから……

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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