一発逆転!貯め体質になるためのボーナス活用術 貯まらん人必見、レベル別アドバイス
もうすぐボーナスシーズンですね。貯金が全くできないという人もまとまったお金が入金されるこの機会に一発逆転で貯まる人に変身しましょう。今回はボーナス活用術をレベル別にお伝えします。
レベル1.借りているお金がある人は
クレジットカードのリボ払い、銀行カードローンなど借りているお金がある人はボーナスを活用して一気に(あるいは一部を)返済に当てることを検討しましょう。例えば、手取りが20万円で毎月5万円を借金返済にまわしているという場合、自由に使えるお金は15万円に。これでは思うように貯金はできないどころか、生活費の補填に更に借金を重ねてしまいがちですね。
反対に借金さえ返済できれば毎月5万円が浮く計算になります。仮に15万円で生活する習慣が身についているのであれば、月5万円を貯金にまわすことができるからです。
私自身も過去にリボの残高200万円を抱えていた時は全く貯金ができませんでしたが、リボ完済後は毎月リボの返済に充てていた金額をまるまる貯金することができるようになりました。まとまったお金が入るボーナスは一発逆転を計る絶好の機会です。ピンチはチャンスなのです。
レベル2.貯金ができないという人は
借金はないけど、毎月収支とんとんで貯金がなかなかできないという人も多いでしょう。そんな人はボーナスから貯めることを検討しましょう。生活費を支払う口座にボーナスを入れっぱなしだと知らない間に手を付けてしまいがちです。ボーナスが入金されたら、とりあえずは別口座にどけましょう。貯蓄預金や定期預金などを活用すると便利です。
レベル3.ある程度貯金ができているという人は
貯金はある程度あるけれど、お金の運用方法が分からないという人も多いでしょう。そんな人は少しでも金利の高い金融機関を探すのも手です。例えば、店舗を持たないネット専業銀行は効率化したコストを金利や手数料などで利用者に還元してくれています。ボーナス時期はキャンペーン金利を打ち出すネット専業銀行もあるためにホームページでチェックしてみるのもよいでしょう。
定期預金は低金利だからという人は個人向け国債を利用するのも手です。個人向け国債とは、国が発行する個人限定の商品で、国が元本を保証しているために一企業の債券と比べると安心感があります。
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」と3種類がありますが、インフレに強いのは変動金利型の10年物の個人向け国債です。変動金利型の場合、金利は半年ごとに見直されます。金利は「基準金利×0.66」で決まりますが、最低金利保障として0.05%が設定されています。
個人向け国債が非常に有利なところは、発行から1年経過すれば、国が額面金額で買い取ってくれるということです(直前2回分の利子相当額が差し引かれます)。つまり、途中で解約をしても、原則的に元本が割れないということです。これが、普通の国債(利付国債)や事業債にはない強みです。通常の債券の場合だと、市場金利が上がれば、相対的に低い金利の債券を保有していると価格が下がってしまいます。そのため、途中売却をすると元本を割れる場合があるのです。個人向け国債は毎月発行されます。
最後にボーナスが出ない人は貯蓄と予備費に手取り月収の1割ずつを残すことをおすすめします。ボーナスがないので毎月の収入から貯めるしかありません。加えて、毎月の生活費の他に冠婚葬祭や旅行などの特別費があるからです。ボーナスが出るという人はボーナスから貯金や特別費の支払いに充てると貯金や大きな支払いの計画を立てやすいでしょう。貯まる人に変身するためには計画性も非常に重要です。