Yahoo!ニュース

50度のお湯で刺身を洗う!?凍らせた魚の美味しい解凍法

なるフィッシュ釣り情報メディア『釣りの知恵袋』

釣りに便利なアイテムや情報を紹介している「釣りの知恵袋」なるフィッシュです!

魚が釣れ過ぎてしまった時、すぐには食べない時など魚を冷凍することがありますよね?

今回はそんな凍らせた魚を美味しく解凍する意外な方法を試してみたので紹介したいと思います!

凍った刺身を50度のお湯で洗う!?

凍った刺身を美味しく解凍する方法とは「50度のお湯につけて解凍する」という非常に意外な方法。

50度のお湯に魚をつけたら、加熱されて刺身で食べられなくなると考える方も多いかと思いますが、この50度という温度は凍った魚の解凍に非常に適した温度だったのです!

切り身を解凍する際に、10-40度の温度で酵素反応が起こりやすく、例えばお皿の上に乗せて冷蔵庫で溶かすと酵素反応が起こる時間が長くなるため魚の旨味がドリップとして染み出てしまいます。

冷凍庫で解凍した刺身、旨味が染み出てしまっている
冷凍庫で解凍した刺身、旨味が染み出てしまっている

一方、50度のお湯で解凍することで10-40度の温度に留まる時間が短くなり、魚の旨味を閉じ込めたまま解凍することができます!

また50度のお湯で洗うことで、臭みの原因となる刺身表面の酸化した油を洗い流すことができるので、解凍した刺身にありがちな臭みも感じにくくなります。

50度洗いの方法

実際に50度洗いの手順について紹介していきます!

まず魚を柵にしたあと、冷凍庫で凍らせます。

5日後の柵の様子がこちらです。

カチコチに凍っています。

続いて凍った刺身を解凍する際に、50度のお湯を用意します。

この時に注意して欲しいのが、50度のお湯を作り終わった時に塩を入れること

塩を入れないと浸透圧の関係、魚の旨味がお湯に染み出てしまうので、海水の濃さと同じ3.5%程度が理想です。

50度の塩水が出来上がったら、こちらに切り身を投入して2分程度待ちます。

2分経った切り身がこちらです。

表面が少し白っぽくなりますが、15分程度冷やすと不思議と収まります。

氷水(こちらも塩を入れる)を用意し、しっかり冷やしましょう。

以上が50度洗いの工程です!

見た目は普通の解凍した刺身ですが、気になる味の方はというと…

これは旨い!!

魚の旨味や食感がしっかりと残っていて、それでいて臭みも全くありません!!

試しにお皿の上に乗せて冷蔵庫で解凍したものと比べてみたのですが、冷蔵庫で解凍したものは味がどこか薄く水っぽさを感じ、若干の生臭さを感じました。

50度のお湯で解凍することで刺身本来の旨味を残したまま魚の臭みを流し去ることができるので、魚を冷凍することがある方はぜひ試してみて下さい!

他にも釣りに関する情報を発信しているので、興味のある方はぜひ見てみて下さい。

今後も釣りに関する便利な情報やアイテムを紹介していきますので、気に入った方はプロフィールからフォローをお願いします!

フォローすると今後も便利な情報を受け取ることができます。
フォローすると今後も便利な情報を受け取ることができます。

またInstagramでは釣りのよりマニアックな情報を発信しているので、気になる人はInstagramも覗いてみて下さい!

釣り情報メディア『釣りの知恵袋』

「釣りの知恵袋」なるフィッシュではYahoo!ニュースを始め、YOUTUBEやInstagramを通じて、まだ世の中に知られていない釣りに便利なアイテムやサービスを釣り人の方に紹介することで、釣り業界を盛り上げるべく活動をしています。釣り関係のアイテムやサービスを提供する企業様は、お気軽にHPからお問合せ下さい。

なるフィッシュの最近の記事