釣り人100名に聞いた「本当に危険だと思った瞬間」23選
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釣りは道具さえあれば誰でも始められる手軽な趣味ですが、自然相手のアクティビティということで常に危険と隣り合わせな怖い一面もあります。
そこで今回は「釣りの知恵袋」なるフィッシュのInstagramのアカウントにてアンケートを実施し、約100名の釣り人の皆さまからご回答いただいた「釣りで本当に危険だと思った瞬間」について紹介します。
落水・転倒(約33%)
◆釣り人の回答
”掴んだ岩が剥離して海に落ちました”
”早朝の船釣りで、寝不足のせいで釣りをしながら居眠り、目を開けたら海面でそのままドボン”
”テトラの間に落ちたことです。”
”増水時に無茶なウェーディングして流されかけて死ぬかと思った”
”釣りOKな人工池で釣りをしていたら足場が抜けたこと。立ってたのは土と草で隠れた排水ポンプ。”
一つ目の危険な瞬間は落水・転倒に関するもの。
釣りをしていると落水や転倒にまつわる危険は非常に多く、全体の30%以上をも占めていました。
その中でも特に多いものがテトラポッドで、テトラポッドの隙間に落ちると波が引いた際に隙間に体が引き込まれてしまうため死亡事故も起きています。
かなりの方が落水・転倒による危険を感じているので、ライフジャケットの着用および釣り場に合った靴を選ぶなどの対策が必須です。
危険生物(約20%)
◆釣り人の回答
”北海道在住、渓流域で約10m先にヒグマにニアミス”
”3本仕掛けの投げ釣りで海毛虫3匹”
”車に戻ろうと歩いていたら目の前に巨大なイノシシが出た時は恐怖でした。”
”週末にウェーディング中にエイ2回踏むが幸い何もなし”
”ウェーディングで釣れた魚をキープしてたら鮫が食いついてきたことです”
”ウツボの口に手の親指すっぽり全部入ってデスロールされた時”
二つ目は危険動物にまつわるもの。
日本で危険動物というとピンと来ない方もいるかもしれませんが、全回答の約20％と非常に高い割合です。
渓流などのポイントではクマやサルが、イノシシに関しては海辺で遭遇したという方も聞いたことがあります。
また回答の中にあった「ウェーディングで釣れた魚をキープしてたら鮫が食いついてきた」というお話は、聞いていて思わず背筋がゾッとしました。
人に関する危険(約10%)
◆釣り人の回答
”隣の人が、バラしてぶっこ抜いたジグが額にあたって流血した時”
”横の人がフルキャストしたルアーが目の前10cmを横切った瞬間”
”立ち入り禁止の釣り場に立ち入った方が行方不明になり海保警察消防がわんさか…見つかったのかな…”
”若い子らにショアジギングロッドでしばかれた時(わざとではないが、何故かサイドキャストしていた)”
”港に暴走族集合”
”足元に仕掛けのゴミが落ちていた”
三つ目が人に関する危険です。
人気の釣り場となると隣の人との間隔が狭くなることもしばしばありますが、周囲の人がキャストの際の周辺確認を怠って危険な思いをされた方もいらっしゃいます。
また早朝や深夜などの時間帯は人目も少なく、ちょっとした隙に荷物を盗まれるという話も珍しくないため、一人で行動しないなど注意が必要です。
雷(約4%)
◆釣り人の回答
"ボートエギング中に頭上で雷。天高く舞うPEライン。土砂降りなのに手すりを持つと静電気"
"雷鳴りだした瞬間にロッドからビリビリが出てマジで焦りました"
"曇りの日に投げたルアーの改修中にビリビリ来てリール巻けなかったけど根性で回収して帰った"
四つ目は雷に関するもの。
割合としては決して高くはないのですが、雷の日の釣りは危険なもので、実際に電気がロッドを伝って来たという体験をした方がいらっしゃいました。
実際に釣り人が落雷によって死亡した事例もあるようで、雨の日の釣りでは注意が必要です。
戻れなくなった(約5%)
◆釣り人の回答
”磯でこけて歩けて捻挫。ギリギリ歩けたけど、電波ないし車まで距離あるしでヤバかった。”
”ゴムボートで釣りをしていた時アンカーが外れて漂流して海上保安庁にお世話になりました。”
”テトラに降りて帰り戻れない高さと思った時…”
五つ目は戻れなくなったというもの。
釣りでは時に人里から離れたところ、足場の高いところなど、人があまり立ち入らない場所まで行って釣りをすることもあるのですが、その際に元の場所に戻れなくなってしまう危険を感じた方もいらっしゃいました。
特に釣り場では電波が通じないことも珍しくなく、場所によっては助けが呼べない場合もあるので注意が必要です。
今回は釣り人の方からご回答いただいた内容をもとに「釣りで危険だと感じた瞬間」について紹介しました。
釣りは楽しい反面いつも危険と隣り合わせなので、しっかり対策をして安全に楽しむようにしましょう。
