平成最強の球団はどこ!? 日本シリーズ優勝は福岡ソフトバンクの7度が最多だが、リーグ優勝や最高勝率は
平成最後となる今年の日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスが制した。平成の日本シリーズ優勝はこれが7度目。それまで6度で並んでいた読売ジャイアンツを抜き、単独最多となった。
ただ、平成のリーグ優勝は読売の12度が最も多く、パ・リーグに限っても、福岡ソフトバンクの8度は、埼玉西武ライオンズの11度に次ぐ。埼玉西武は、平成通算2208勝と勝率.549、勝率5割以上のシーズン25度と平均順位2.23位も、福岡ソフトバンクを上回ってパ・リーグのトップに位置する。3位以内のシーズンも、パ・リーグでは埼玉西武の25度が最多。福岡ソフトバンクは2番目に多い19度だ。
偶然ながら、今年はこれらを象徴するような結果になった。リーグ優勝を飾ったのは埼玉西武だが、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズへ進んだのは、レギュラーシーズン2位の福岡ソフトバンクだった。
一方、セ・リーグではいずれも読売がトップに立つ。3位以内のシーズン25度も、中日ドラゴンズより6度多い。大阪近鉄バファローズを含む13球団中、30シーズンともリーグ最下位に沈まなかったのは、読売と埼玉西武だけ。また、埼玉西武は5位が2度あるが、読売は平成17年(2005年)の1度きりだ。
なお、福岡ソフトバンクは平成の日本シリーズに8度進出し、7度優勝している。87.5%の優勝確率は、シリーズ進出3度以上の8球団のなかで最も高い。一方、広島東洋カープは3度とも敗退。こちらは阪神タイガースと並び、平成の日本シリーズで優勝していない球団では最多となった。