多肉植物を可愛くしたいなら、お盆過ぎたら植え替えよう!
みなさん、こんにちわ♪
小さなお庭で多肉を育てるtaniku-dayのちかです。
冬はあんなに色とりどり個性豊かな多肉植物達が、夏はみぃーーーんな同じ顔に見えませんか?ついつい、お庭から足が遠のいてしまいます。が、ゆっくりしている暇はありません!
またあの多肉の紅葉に出会うためにお盆明けたら秋の準備を始めていきますよ。
お盆を過ぎると、セミの声がいつしかツクツクボウシへ鈴虫へ・・・あっという間に秋がきて、夏のダメージを回復できる秋が訪れます。
秋が来たから植替えしよぉ!だと時間が足りないんです。なので、お盆が過ぎたら強い多肉植物から徐々に植替えをしていきましょう。
今回は、乙女心と虹の玉(オーロラ)の植え替え作業をやっていきます。お盆の時期の植え替えの注意点も一緒にお話ししていくのでぜひ最後までご覧ください。
夏は植え替えしちゃダメだってきいたけど?
高温多湿が苦手な多肉植物を夏に植え替えるのはダメだって言いますよね。苦手な気候に耐えるために体力を消耗してるので植替えると根を張る方へ力を使うため基本的には夏は植え替えしてはダメですよ。って色々な所できくと思います。
- 健康な苗
- 保険株がある・手に入りやすい苗
2つの条件をクリアしている苗はお盆を過ぎても基本的に植替えして大丈夫です。あと、お盆頃になると多肉植物も夏の気候に順応しているので、初夏と比較すると植え替えて枯れてしまうリスクも低くなります。
というのを踏まえて、植え替えの方法や注意点をお話ししますね。
お盆過ぎの多肉植物の植え替えレッスン
準備する道具をご紹介します。
- 条件をクリアした苗(健康・保険株がある)
- 新しい土
- 新しい鉢(もしくは既存の鉢)
- ピンセット
- スコップ
- ゴミ箱
- オルトラン
- お水
今回私が準備した苗は「乙女心・虹の玉・オーロラ」です。
乙女心(Sedum pachyphyllum)
虹の玉(Sedum rubrotinctum)
オーロラ(Sedum rubrotinctum 'Aurora')
昨年秋に、葉挿しや挿し木から育て寄せ植えに活躍してくれた黒いトレーのこの子達です。土も減り根が張るスペースがないので、このタイミングで植え替えて秋からの紅葉シーズンを楽しむ仕込みをやっていきます。
土はいつもの配合土+ピートモスを使用しています。セダムはエケベリアと比べ水持ちがよい配合土の方がよく成長します。
オルトランは事前に配合土に混ぜ込んであります。
新しい鉢でもいいですし、現在使用中の鉢を洗い菌やカビや汚れを落として再利用しても大丈夫です。大きく育てたい場合は現在の鉢より一回り大きい鉢を選ぶといいですよ。
お盆過ぎの多肉植物の植え替えでの注意点
続いて植替えの注意点をお話ししていきます。
- 根についた土は落としきらない
- 猛暑日を避ける
- 涼しい時間帯に作業する
- 植替え後数日は直射日光に当てない
- 風通しの良い場所に置く
元気な苗を選んでいますが、油断は禁物です。②~④は植え替えの基本ですね。お盆過ぎに多肉植物を植え替える際に特別注意する点が「①根についた土は落としきらない」事です。
一般的な多肉植物の植え替えでは、根についた土をキレイに落とし新しい土に植えましょう。とお伝えしてきました。しかし、この時期の植え替えは他の時期と比べ、リスキーな事に変わりはありません。
環境の変化で多肉植物に負担がかかり植替えが原因で枯れてしまうリスクを抑える為です。
根についた土を落とさない事で「環境は変わってないよ~。植替えなんてしてないよ~。」と植え替えた事が多肉植物にバレないようにします。ウソみたいですけどホントです(笑)
以前、イルカを別の水族館へ移動する方法をテレビでやっていて、トラックの水が揺れないように、環境の変化を最小限にしているのを観た事がありました。考え方は同じでイルカや多肉植物に移動によるストレスを与えないようにしているんですね。
こうする事で、秋の生育期に元気いっぱい成長した多肉植物が冬を迎え寒さでキレイに色づいて私達を楽しませてくれるんです。
多肉植物の成長チェックも
お盆の時期に植え替え作業を始める事で、夏のダメージを早期発見できるメリットもあります。茎が黒ずんでいたり葉がポロポロ落ちている苗はダメージを受けている可能性が高いので、植え替えたりカットしたり早めに対処してあげましょうね。
ということで、今回はお盆過ぎに植替えする方法と注意点をご紹介してきました。まだまだ暑いので外での作業はお気を付けくださいね。
それでは、楽しい多肉ライフをお過ごしください。