シンガポールを拠点とするアジアを代表する高級ホテルチェーンのバンヤンツリーが初上陸。2024年8月20日（火）、京都・東山に「バンヤンツリー・東山 京都」がオープンしました。

2024年10月1日（火）からは3階にある割烹料理「りょうぜん」にてアフタヌーンティーがスタートし、早速いただいてきたのでご紹介します。

バンヤンツリー・東山 京都

「バンヤンツリー・東山 京都」は、世界遺産である清水寺の隣、東山の霊山エリアにあります。

隈研吾氏によるデザインで、コンセプトは「幽玄」。周囲の竹林や水辺としっくりなじんだ和モダンなインテリアで落ち着きます。

割烹料理「りょうぜん」

割烹料理「りょうぜん」はホテル3階にあります。室内48席とテラス席があり、京都の食材を中心に使った和食がいただけます。

窓の外に見えるのはシンボリックな能舞台「Noh Stage」。

此岸と彼岸が交錯する、現世と来世を隔てる結界のような場所であると古来から言い伝えられている東山の霊山エリア。能の物語にも幽霊が登場することが多いことから、ここに能舞台が建てられたそうです。

気候も涼しくなってきたので、テラスのテーブルにて能舞台を間近に眺めながら「和風アフタヌーンティー」をいただきました。

和風アフタヌーンティー

組子が美しいおかもちスタイルで登場！

中には、和の料理人が作る和洋折衷のスイーツとセイボリーが、二段重に美しく盛り付けられています。飲み物は90分間のフリーフローでお席は120分制です。

一段目

一段目にはスイーツが6品。彩りが秋らしくシックですよね。

「季節のフルーツ大福」は、大粒の甘いシャインマスカット。白あんと求肥（ぎゅうに）に薄く上品に包みこまれていて美味。生チョコはほんのり生姜が漂います。紫芋そのもののようなねっとりとした羊羹と食感を添えるチップス。

しっとりとしたミニパンケーキにはチーズの塩気がアクセントの小豆クリームをサンド。白味噌を使ったカステラには手前のラズベリーソースが合います。酒粕がフルーティーに漂うタルトには金箔つきの黒豆のせ。

二段目

二段目はセイボリー4品とスイーツ4品です。お箸が添えられているとおり、ちょっとした和の軽食のよう。

濃厚な和栗のクリームを巻き込んだロールケーキ、黒ごまと白ごまがビッシリのチュイール。

笹の中には麩まんじゅう。ほうじ茶プリンには黒糖ゼリーをかけていただきます。

甘辛い鯛味噌を塗った焼きおにぎりはお米もおいしい。釜揚げしらすとシャキシャキ野菜がトーストしたふんわりパンでサンドされていてこれまたおいしい。

マグロにアボカドと長芋、塩昆布を合わせた和え物は和風と言いつつ上品なゴマ油の風味が感じられました。

そしてホタテ貝柱の黄身焼きは唐墨（カラスミ）がたっぷりでホタテのうまみと食感も絶妙の味わい！

美味しいセイボリーをいただいてみて、ランチやディナーを食べに行きたくなりました。

こだわりのドリンクメニュー

お茶は、京都・河原町の「7T+（セブンティープラス）」から、京都産を含む全国の日本茶、中国茶、台湾茶の16種の茶葉を取り寄せ、「緑・白・黄・青・茶・赤・番外茶」の7つの色のグループに分けています。それぞれの茶葉を見て、香りを確かめながら選べるのがうれしい。

最初にいただいたのは菊とみかんのフラワー茶。1杯ずつ丁寧に淹れてくださるのでいろいろ試せました。

紅茶やハーブは「ART OF TEA（アートオブティー」のセレクションから、コーヒーは地元の「小川珈琲」の無農薬の豆をコーヒーやカフェラテにてたっぷり楽しめます。

おわりに

いかがでしたか？和風アフタヌーンティーを、京都のこのような能舞台のある特別な空間でいただけるとはステキすぎますよね。始まってスグの今ならテラス席に座れるかも？気になる方はぜひ行ってみてください。

取材協力：バンヤンツリー・東山 京都

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