「常に自信が持てない展開だと思ってました」藤井聡太挑戦者(19)竜王戦第1局終局直後コメント
藤井聡太挑戦者「(戦型は相掛かりで、序盤30手目)△8六歩から積極的に動かれて・・・。そのあと△3四歩のときに▲4六歩としたんですが、▲8七金とかで強く戦うべきだったかもしれません。ちょっと本譜は(38手目)△3五歩から(▲同飛に)△2四飛車と回られてみると、うーん、そうですね、なんか自信がない展開になってしまったと思いました。(早い段階で研究からはずれた?)ああ、そうですね・・・。はい。一手一手、難しかったです。(1日目終わり、封じ手44手目あたりは)やっぱり飛車の配置がわるいので、失敗したかなと思ってました。(2日目は)やっぱり金が上ずってしまっている分、常に自信が持てない展開だと思ってました。(どのあたりでいい勝負になってきた?)そうですね、うーん・・・。(79手目)▲7一飛車と打って、攻め合いの形が作れたのかなと思いました。(よくなったと思ったのは?)そうですね。(111手目)▲3六玉と桂を取って、けっこうこちらの玉が逃げる形になったのかなと思いました。(前夜祭で『熱戦にしたい』という言葉があったが)自信の持てない局面が長かったんですけど、その中で粘り強く指せたのかなと思います。やっぱり能楽堂での対局ということで、普段以上の緊張感がありましたし。(七番勝負で)1勝することができたのでまた、また次局以降も全力を尽くせればと思います」