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【町田市】ここでしか味わえないフランスの伝統菓子「ガトーバスク」を見つけた!完成度が高くリピ決定

tamamim旅するフォトライター(町田市)

「バスク」と言えば「バスクチーズケーキ」が有名ですが、「ガトーバスク」ってあまり聞き慣れないですよね。

バスク地方はピレネー山脈の西側、スペインとフランスの国境沿いにあるエリア。 「バスクチーズケーキ」はスペイン側バスク地方が発祥の地で、「ガトーバスク」はフランス側バスク地方の伝統的な焼き菓子です。

関連記事:フランス・バイヨンヌを中心に行くバスク地方のスイーツ巡り【ガトー・バスク(Gâteau Basque)】の食べ比べ

東京で「ガトーバスク」が買えるお店は白金高輪にある「メゾン・ダーニ」がありますが、私はそれ以外は探しても見つけられなかったという経緯があります。「えっ、町田市でガトーバスクが買えるお店があるの?」と知り興奮して行ったのが【Patisserie Faon(パティスリーファン)】

店内は撮影不可なので写真はありませんが、お店の外観と、購入したケーキや焼き菓子は掲載許可を得たので紹介します。

Patisserie Faonの店内に並ぶのは、ホールケーキにプチガトー。プチガトーは「オペラ」「タルトシトロン」「モンブラン」など生菓子から、「ピティビエ」「ショーソン オ ポム」「ガトーバスク」などの焼き菓子が並びます。種類や数は少ないですがパンや、季節限定「Galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)」なども。

※Galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)の意味は、フランス語直訳で「王様のケーキ」。1月6日の公現祭(こうげんさい)に食べられるフランス菓子です。

ショーケースにはどれも美味しそうで美しいケーキや焼き菓子・パンが並んでいました。いくつか買ったので紹介しますね。

焼き菓子や生菓子を紹介

お店の営業時間は9時から。焼き上がったものから順に店頭に並びます。ミルフィーユは9:40〜から。「ミルフィーユ」はしっかりと硬めに焼き上げられたパイにイチゴがサンドされています。幾重にも重なったパイの層がきれい〜。

ミルフィーユとコーヒー味のエクレア
ミルフィーユとコーヒー味のエクレア

パイ生地がサクサクしているだけでなく、トップに載せられてカリッと焼き上がったカラメルがいい香り。イチゴの甘酸っぱさがアクセントになり、クリームとの組み合わせが最高に美味しい。甘さ控えめだからか、いくらでも食べられそう。

食べやすいサイズの「エクレア」はチョコレートクリームとコーヒークリームの2種類があります。選んだのは「コーヒークリーム」。ひとくちでパクッといけるサイズがかわいい。コーヒークリームの香りが優しく、滑らかで美味しい。チョコレートクリームも買えばよかった...。

さくさくアーモンド味がアクセントになっている、見た目はパウンドケーキに見えるパン。見た目が美しいので、ケーキだと思って思わず店員さんに聞いてしまいました。ほど良い甘さがあり、トーストせずにそのまま何もつけずに食べても美味しいです。

町田市には「まちだシルクメロン」という名産品がありますが、Patisserie Faonでは「まちだシルクメロン」を使ったゼリーのフランス菓子を販売しています。メロン色の自然な色合いがきれい。

「まちだクリスタルメロン(税抜120円/個)」
「まちだクリスタルメロン(税抜120円/個)」

焼き菓子の一つ、小さなタルト。中には栗が入っていました。この栗がまた美味しい。ひとくちでパクッと食べてしまったのが悔やまれるほど、ほどよい甘さでした。※焼き菓子には季節によって登場するものとしないものがあります。

最後に紹介するのは、これが目当てで来た「ガトーバスク」。フランスではカスタードクリームと黒さくらんぼジャムの2種類が販売されていますが、バスク地方の主流は黒さくらんぼジャム入り。外側カリッカリに焼き上げられた生地を半分に割ったら、中には黒さくらんぼジャムが入っていました。感動〜。

中はしっとり&外側カリッカリ、香ばしい香りと違う食感のコラボレーションが最高に美味しかったです。完成度が高く、これはリピしたい。本場フランス、バスク地方の味を町田市で味わえるのは嬉しい。

お店が少し行きにくい場所にありますが、天気が良ければ少し遠出を覚悟で出かけてみてはいかがでしょうか。私は天気がよかった3日に某所から自転車で行きましたが、鶴見川沿いは風情がありなかなか楽しかったですよ。

関連記事(鶴見川沿いにあるお店):“体は食から”を味わう!季節野菜と食材で体と心にも優しい一軒家フレンチレストランへ(シェシミズ)

鶴見川沿いの風景
鶴見川沿いの風景

定休日はホームページにあるカレンダー内でご確認ください。新年のお菓子Galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)は1月8日まで限定販売しています。

※表示は2024年1月取材時の商品内容と価格です。

【Patisserie Faon(パティスリーファン)】
住所:東京都町田市忠生3-1-32 ロイヤル忠生1F
電話:042-794-9311
営業時間:平日9:00~19:00 土日祝9:00~18:00
定休日:第1・3・5火曜日、毎週水曜日 ※祝日・イベント・その他で変動あり
駐車場:1台のみ(店舗入り口右隣りNo.4エリア/縦列)
アクセス:JR横浜線町田駅・小田急線町田駅バスにて約20分「上宿」下車5分・町田街道「忠生」交差点を右折し50m左手
URL:ホームページ

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旅するフォトライター(町田市)

旅ブログ「旅とカメラと日々の雑記帳。」にて旅のお役立ち情報を発信中。渡仏歴17回フランスの田舎を巡り暮らすように旅することも。Nikonのミラーレスカメラを愛用。行ってみたいと思えるような町田市の魅力をお届けいたします。第57/59富士フィルムフォトコンフォトブック部門優秀賞受賞。

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