【京都市】東山区 世界のVIPも訪問した『長楽館』にてゴージャスでスペシャルな時間を♪
京都の人気エリアである東山。
「円山公園」「八坂神社」「ねねの道」や、『高津商会』の小道具たちも大活躍した映画『ラストサムライ』などの撮影のロケ地としても知られる「知恩院」など観光名所と呼ばれる場所がたくさんあります。
その中でも、昔から私も母と共に大好きな建物『長楽館』が「円山公園」近くにあります。
『長楽館』は明治42年に煙草王・村井吉兵衛によって建てられて以来、 おもてなしの場として、国内外の様々なゲストをお迎えした由緒正しき素晴らしい建物です。
「長楽館」は、京都の迎賓館として名を馳せた全6室のクラシックなラグジュアリーホテルです。
レストランでご飯やカフェも楽しめますよ!
クリスマス前の今は、入ったその時から気分が高揚するようなクリスマスデコレーションが見られます。
自然と一体化した丸い置物、石塔、そして木々に付けられた赤いオーナメントが品よくこのシーズンらしく彩っています。
1909年(明治42年)に建てられた京都市指定有形文化財「長楽館」。
白を基調としたクリスマスツリーが入り口で出迎えてくれました。
『長楽館』という名の命名は、あの伊藤博文!
日本の初代内閣総理大臣となった人です。
外観はルネッサンス風、内部はロココ、ネオ・クラシック、アールヌーボーといったデザインにこだわった作りです。
今回は特別に、3階の通常非公開の和室「御成の間」と茶室「長楽庵」を見せていただきました。
長楽館の3階は1階や2階とがらりと装いを変わって、和の風情が漂います。
「長楽庵」では、ステンドグラスの入った左右の窓、そして中央の窓からは「円山公園」が上から見下ろせます。
ステンドグラスの窓の左には桜、右には紅葉がそれぞれ描かれているそう。
桜の時期には、真ん中の窓から見れる「円山公園」の桜が圧巻だそうです!
3階の和室「御成の間」(通常非公開)は違い棚・床の間・付書院が設けられた書院造です。
通常非公開である「御成の間」の北側の窓は頂部が優美な曲線を描いた華頭窓となっています。
置かれている調度品の一つ一つがとっても素晴らしく、また屋根天井や襖の全てがとっても調和が取れていて感嘆のため息が自然と出ます。
二条城を彷彿させる折上格天井は格式の高さを示すものだとか。
「日本映画」の創成期から「美術装飾」に携わってきた「高津商会」の美術品などと一緒に並ぶことができたなら、とっても美しい空間になるだろうなぁと惚れ惚れしながら堪能してました。
「高津商会」の美術品などを保管する「高津古文化会館(現在閉館中)」や、「高津商会」でも映画やドラマで使われる数々の美術品や調度品があり、身近に見せてもらえることがありますが、「長楽館」のものも素晴らしい調度品ばかり♪
調度品とその空間演出の方法や見せ方、置き方が私たちにはとっても勉強になりました!
自然光と調度品、ランプから襖や障子などが全て計算されたかのように美しい〜!
赤絨毯が敷き詰められた階段と廊下、そして仄かに足元を照らすランプも風情があって素敵すぎます♪
時代劇や映画、ドラマなどの撮影にもたびたびロケ地として登場する「長楽館」ならではの作りです。
伊藤博文、大隈重信など明治という時代を彩った人々や、米財閥ロックフェラーなど各国から要人が訪れています。
設計は立教大学の学長であり宣教師・建築家のアメリカ人、J.M.ガーディナー。
豪華な客殿を隅から隅まで見学させてもらい堪能いたしました♪
また気軽にカフェなども楽しめる空間があることから、身近に感じられる「長楽館」さん。
世界のVIPが訪れる京の迎賓館として、1909年(明治42年)に建てられた京都市指定有形文化財「長楽館」で、歴史を感じながらゴージャスでスペシャルな時間をぜひ♪
「長楽館」 京都
〒605-0071 京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604