鎌倉駅から市役所方面へ歩いていると、パッと目を引くおしゃれなお店に目が留まりました。
まるで雑誌から飛び出したようなスタイリッシュな雰囲気。どんなお店なのかと興味を惹かれ伺うと、8月4日にオープンした日本茶スタンドとのこと。
暑さで飲み物をいただきたいと思っていたタイミングでしたので迷わず立ち寄りました。今回は「八十八鎌倉」をご紹介します。

「八十八鎌倉」とは

鎌倉駅西口から徒歩1分、駅前広場から歩いてすぐの場所です。街中に白が映えるモダンなデザインで、中央のカウンターがより際立って見えます。
「八十八良葉舎」(はとやりょうようしゃ)は、京都市右京区に店舗を構える日本茶スタンド。8月4日にグランドオープンとなる「八十八鎌倉」は、「八十八浅草」に続く３店舗目となります。

京都と浅草では行列ができるほど人気が高いお店で、こだわり抜いた京都府産の高品質なお茶を取り扱う日本茶の専門店です。
今までにない、焙煎した抹茶の新感覚ドリンクやスイーツを揃え、京都の厳選された抹茶を作法やしきたりにとらわれずカジュアルに楽しめるお店になっています。

鎌倉限定メニューで新しい抹茶体験を！

【抹茶ラテ 鎌倉壱(焙煎) 品種：おくみどり他 ￥700】
“焙煎抹茶“というのは、抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」を高温で焙煎し、石臼で挽いた100％の宇治抹茶のこと。きな粉のような香ばしさを楽しむことができます。

【抹茶ラテ 鎌倉参(手摘)品種：さみどり ￥1,100】
現在、「八十八良葉舎」のみで販売されている京都府産の手摘み100％のシングルオリジン抹茶を使用しており、茶農家さんの個性が表われる唯一無二の抹茶ラテ。

鎌倉限定の焙煎抹茶ソフト(￥700)をはじめ、焙じ茶ラテ(￥700)、八十八シェイク(￥900)という、まさに抹茶づくしのラインナップが揃います。

オーダーすると、まずは抹茶を点てるところから。その所作が美しく目が釘付けになりました。自分だけの一杯を作ってもらっているという特別感と、目の前で抹茶を点てくれるというライブ感。細かな泡と深い緑色を見ていると一瞬暑さを忘れ、心が落ち着いてきました。

出来たての抹茶は、まさに“点てたて”。
スタッフの方との会話を楽しみながら工程を見学しているうちに完成です！

焙煎抹茶を使用した、抹茶ラテ鎌倉壱(￥700)に塩泡(￥200)をトッピングしてもらいました。
塩泡は一見クリームのようですが、抹茶の芳醇さを倍増してくれる、ふわっふわでなめらかな泡なのです。
更にキャラメルがサンドされた「八十八クッキーサンド」(￥650)も追加してフルに楽しむことに。クッキーサンドは繊細で柔らかいので取り出してディップしていただき、そのあとミルクと抹茶と塩泡をよく混ぜていただきます。

一口飲むと、抹茶の心地よい苦みと深みを感じ、抹茶本来の旨みと香ばしさが口いっぱいに広がりました。濃厚なのにクリアな味わいに思わず目を閉じてしまうほど。
それもそのはず、本来「おくみどり」は高級抹茶として使用される品種で、ラテとしていただくには贅沢な抹茶なのだそうです。

本当の抹茶を味わう「焙煎抹茶ソフト」

抹茶の苦みと旨みがグットバランス。波照間産の黒糖が更に旨みを引き立てます。最高品種の抹茶ということもあり、ほとんど渋味はありません。(黒糖が苦手な方は黒糖なしでも提供可能です)
焙煎抹茶をふんだんに使用しているそうで、一般的な抹茶ソフトとは明らかに違います。“冷たい抹茶を食べている”という感じがして本当に美味しい！

毎日手作りしているという自家製白玉は、もちもちとした弾力で甘さが控えめ。ソフトクリームとの相性が抜群で食感の変化を楽しめるので、好みのトッピングを追加して味わうことをおすすめします。

本物の宇治茶の美味しさを知り、改めて日本茶の魅力に気が付きました。
お買い物やお散歩の途中に立ち寄って、本格抹茶で京都の涼を味わってみてはいかがでしょうか。

＊掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。