【鎌倉市】日替わりの武士弁当がALL700円!食で心をつなぐ「武士食堂 彩り」
由比ヶ浜大通りの六地蔵近く、琵琶小路につながる細い路地にある「ゲストハウス彩(イロドリ)鎌倉」は、築93年の古民家を改装したコミュニティスペースを兼ねたゲストハウスです。
出迎えてくださったのは、オーナーの“武士”。
障がいや多様なニーズを持つ人々が旅行を安全かつ快適に楽しめる、バリアフリーなゲストハウスで、あらゆる人が安心して滞在できるよう、さまざまな配慮がされています。
「食を通じて人は仲良くなる。」食事を通して、地域で働いている人、高齢の人、子どもたちが交流できる場を、と新たに「武士食堂 彩り」を併設しました。
すべての人と共生して彩る
ゲストハウス彩や武士食堂では、支援が必要な子どもたちに地域の大人と交流できる場所を提供しています。
不登校になった子や、引きこもりになった子、サードプレイスが必要な子どもたちへ、地域の大人が“こういう世界があるよ”、“こういうことができるよ”、とさまざまに関わり、社会への一歩を踏み出せるよう、武士がそのきっかけづくりをしています。
また、ユニバーサルツーリズムという考えのもと、すべての人々が旅行や観光を楽しむ機会を提供。
車いすを使用する人々がスムーズに移動ができるようサポートをしたり、自然の美しさやアクティビティの楽しさを共有したりしています。
古民家で歴史や文化を体験
“懐かしい・ほっとするおばあちゃんの味、武士の味が食べられる人情食堂”
7年前から営業しているゲストハウス彩。3年前のコロナの影響により宿泊者が減り、近隣の飲食店はどこも閉まっていたそうです。
そこで、ローカルでご飯が食べられる場所をつくろうと、ゲストハウスで朝と昼と夜(予約制)に「武士食堂」を始めました。
「昼に日替わり武士弁当をALL700円というリーズナブルな価格で提供していて、その心は、鎌倉で働いている人が観光地価格ではなく、通常の価格で食べられる場所を、と思ったからです。」
本日の日替わり弁当
生姜の程よい辛みと甘みが絶妙に調和した、手作りの優しい味わいです。
肉厚でジューシーな美味しさは野菜との相性も抜群。ご飯がどんどん進みます。
白米に黒米を加えて炊いたご飯が彩りを添えます。
お弁当の容器は、「Megloo(メグルー)」という、リユース容器を利用しました。(ワンユース容器も選択可能です。)
環境への配慮が高まる中、使い捨て容器の素材や廃棄方法が注目されていますね。
選択ひとつで環境への負荷を軽減できるので、ぜひ利用したい容器です。
みんなの居場所、活動場所
「なかなか学校やフリースクールにも行けない子も含め、ここに子どもたちが集まってくるので、弁当を届けるのをきっかけにつながるのもいいんじゃないかな。今後、地域包括支援センターと一緒に認知症の方などを訪問して、補食や弁当をソフト食というかたちで提供できたら。」とお話を伺いました。
武士の思いやりの心によって、地域で働いている人、高齢の人、子どもたちが「食」を通じて交流し、関係を深めています。
ぜひ一度、武士に会いにいってみてください!
*お弁当は月曜日~金曜日。土日の提供はございません。
*掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。