満塁本塁打を打った日本人メジャーリーガーは、大谷翔平が8人目、計19本目。その1人目は新庄剛志
5月9日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、2打席続けてホームランを打った。6回裏は直前のマイク・トラウトとの2者連続、7回裏はグランドスラムだ。この試合が始まった時点のメジャーリーグ通算97本塁打は、ソロが53本、2ランが28本、3ランが16本。満塁本塁打はなかった。
メジャーリーグで満塁本塁打を記録した日本人選手は、大谷が8人目、計19本目だ。それまでの18本は、松井秀喜が6本、イチローが4本、新庄剛志、井口資仁、城島健司が各2本に、福留孝介(現・中日ドラゴンズ)と青木宣親(現・東京ヤクルト・スワローズ)が1本ずつ。それらの他に、レギュラーシーズンではないものの、松井稼頭央は、2007年のディビジョン・シリーズ第2戦に、満塁の場面でホームランを打っている。それを含めると、大谷の満塁本塁打は、日本人選手の9人目、計20本目となる。
日本人選手初のグランドスラムと2本目は、どちらも新庄によるものだ。2本目の試合では、1打席目の満塁本塁打に続き、4打席目にソロ本塁打を打った。この試合は、ホームラン2本と二塁打1本を含む、6打数5安打を記録した。
井口は、2試合とも、満塁本塁打とそれ以外のホームランが1本ずつ。どちらも、2打席連続だ。1試合目は2打席目と3打席目に満塁本塁打と2ラン本塁打、2試合目は4打席目と5打席目に3ラン本塁打と満塁本塁打を打った。
松井秀喜は、出場7試合目のメジャーリーグ初本塁打がグランドスラムだ。バーニー・ウィリアムズが敬遠四球で歩かされた、その直後に打った。自身6本目、キャリア最後の満塁本塁打は、それまでニューヨーク・ヤンキースで打った5本と違い、エンジェルスで記録している。このグランドスラムは、通算150本目のホームランとなった。
また、イチローと松井秀喜は、同じ投手から満塁本塁打を打っている。2003年8月15日と2004年7月25日の相手は、どちらもマイク・ティムリンだった。
日本人メジャーリーガーが打たれた満塁本塁打については、こちらで書いた。