京口紘人2階級制覇に好発進!
前IBFミニマム級チャンピオン、京口紘人がライトフライ級転向第1戦をKO勝ちで飾った。
対戦相手のチボ・モナベサ(インドネシア)は、WBAライトフライ級6位のサウスポー。
京口は初回からテンポよく左ジャブを突き、得意の左ボディでペースを握る。3ラウンドに左フックでダウンを奪い、続く第4ラウンドにも右の捨てパンチから左フックをヒットして2度目のダウン、最後は左アッパーを顎にぶち込んでノックアウトした。
2階級制覇へ弾みをつけた京口は語った。
「1階級UPしましたが、相手が大きいとか、パワーがあるとはまったく感じませんでした。スマートでディフェンシブな選手だなと思いましたが、仕留めるのは時間の問題だなと感じながら戦っていました」
試合開始早々、京口はKO勝ちを確信した。彼の武器は、ボディアッパーとバランスの良さである。
「今回もバランスは意識していました。特に打ち終わった後に体が流れないように。ロープを背負わせて中盤以降にKOという青写真を描いていましたが、その通りに試合を運べました」
が、フィニッシュとなった顎への左アッパーは、これまでのキャリアにプラスアルファされたものである。
「その場の閃きで自然に出たパンチです。今後のプロ生活にも自信になる1発でした」
会心の勝利であるが、京口は反省も忘れない。
「サウスポーを相手にしても、ジャブでコントロールできるようにしたいですね」
ライトフライ級の新星、京口紘人に注目だ!