SHOWTIMEからチャンスを得た11戦無敗2分けのフェザー級サウスポー
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00250333/title-1627490008756.jpeg?exp=10800)
SHOWTIMEが先日、8回戦の無敗対決を放送した。共に10勝2引き分けという選手をぶつけ、勝った方に更なるチャンスを与えるという演出だ。
![Photo:Esther Lin/SHOWTIME アラム・アヴァギャン(右)は10勝(4KO)1敗2分けに](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00250333/image-1627490080226.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ペンシルバニア州出身の24歳サウスポーであるマルティノ・ジュレスが、最終ラウンド残り45秒でアラム・アヴァギャン(30)の顎にカウンターの左ショートをヒット。アヴァギャンの腰が落ちたシーンを目にしたレフェリーは、ダウンと判断した。
79-72、77-74、78-73のスコアで判定勝ちを飾ったジュレスの戦績は、11勝(2KO)無敗2分けとなった。
![Photo:Esther Lin/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00250333/image-1627490110523.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
試合後、勝者は言った。
「アヴァギャンは何度も右を振るって来たね。僕はコーナーの指示を聞きながら、左ストレートで仕留める作戦だった」
ジュレスは295のパワーパンチを出し、85を当てた。アヴァギャンのそれは、316分の122だっただけに、敗者も闘志では負けていなかった。
![Photo:Esther Lin/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00250333/image-1627490147549.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「最終ラウンドのダウンが、勝利を明確にしてくれた」というジュレスの言葉が、苦戦を物語っていた。
スコア以上の接戦であった。アルメニア人であるアヴァギャンが、アメリカのボクシング界でスターとなることは難しい。そんな現実を突きつけられる一戦でもあった。
とはいえ、個人的には異国の地で夢を追う姿に共感を覚える。アヴァギャンの挑戦が彼の人生を切り拓くことを願う。