昭和の時代から連綿と受け継がれ41年〈地元の人々に支持される行列の絶えない魅力溢れる博多ラーメン店〉
博多駅の筑紫口から筑紫通りを福岡県の春日市方面へ車を走らせると、通り沿いの右手に見えてくるのが「ららぽーと福岡」。元々は大きな青果市場のあった場所で、その少し手前の立地（福岡県福岡市博多区那珂）に、隣接した3軒の博多ラーメンのお店が存在する。どのお店も豚骨ベースのラーメンを提供するお店ながら、その個性はまるで別物。地域の人々をはじめ、福岡市内の豚骨ラーメン好きを魅了し飽きさせない個性豊かなエリアになっている。
敷地内の2店舗のみの共同駐車場
最も歴史のある「博多一心亭」は、早朝6時からの営業でお昼頃までという個性的な営業スタイルが人気。あえて泣き処を上げると専用の駐車場がないところ。だけど近場にいくつか有料駐車場もあるので問題はない。そして筑紫通りの道路を挟んだ斜向かいに（同じ敷地内で）共同の専用駐車場を共有している2つのお店がある。一つは「元祖赤のれん雄ちゃんラーメン」で、博多ラーメン発祥のお店の一つと言われているお店「元祖赤のれん」の暖簾分け店として知られるお店。そしてもう一つは、1983年（昭和58年）創業で、今年41年目を迎えた歴史ある老舗店で、このエリアで最も人気の高いお店であり、今回ご紹介する博多の豚骨ラーメン店〈達磨ラーメン〉だ。
那珂ラーメントライアングル
また、このエリアでは朝から晩まで以上の3店舗のどこかが、いつも開いているイメージなのでラーメンに迷った時は、たいへんお世話になっている魅力あふれるエリア「那珂ラーメントライアングル」として、有効に活用させていただいている。
ピーク時は満車のことも多い共同駐車場
2店舗の共同駐車場はあるものの、この日はお昼のピークタイムの後半ギリギリにあたる14時少し前の到着。その時間でも駐車場は満車の状態で、店先の路肩にハザードをつけた車が1台待機している状況。お店の回転はかなり早いので、さほど待ち時間は無いと踏んで、その車の後ろに倣って一旦車を停める。時間を置かず3台分の車があっという間に共同駐車場を離れ、その一つにすんなり車も停めることできホッとひと息。（※達磨ラーメン、赤のれんの共同駐車場や近隣のお店への無断駐車が多いようなのでご注意ください）
歴史ある厨房を囲む真っ赤なカウンター
店内を覗くとやはり満席状態。ただし食べ終わった方も多く、次々と支払いを済ませお店を後にする。その隙間をぬって空席になったカウンター席の右端に座らせていただく。今回の選択はベーシックな「ラーメン」で、麺の硬さは「カタ」で注文した。懐かしい雰囲気のある大きなL字型のカウンター席は20席ほど。先客のご家族連れからお一人様まで、老若男女のすべての世代が楽しまれている様子。
香りとキレのある味わいが抜群のラーメン
待つことしばし、配膳された「ラーメン」のスープをまずはひと口啜る。豚骨の香りがしっかりと感じられる昔懐かしいタイプの一杯は、一瞬で脂の膜が張るほどの脂感の強めなコッテリとした一面もある。
だけど、キリリとしたカエシの塩味が際立つため、思いのほかサラリとした口当たりであっさりとした飲みやすいスープに仕上がっている。具材はネギとチャーシューのみのシンプルな見た目。以前は細く刻まれたキクラゲがチャームポイントのように入っていたものの今は存在しない。
卓上にある黒い丼碗にたっぷり入った「辛子高菜」の存在も大きく、席と席の間に等間隔で点在し、小皿に少し取ってからラーメンやメシ、15時までの半炒飯のお供にするのも良し、替玉時の味変に使うのも良しの逸品。激辛だけど是非、一度は食べていただきたいおすすめのひと品だ。
お土産ラーメンも存在する有名なお店
福岡市から春日市にかけて南北に貫く「筑紫通り」沿いにある有名店〈達磨ラーメン〉。創業40年を超える老舗店にして、今も変わらずお昼時には行列のできる名店。あっさりしたスープは、コクと塩味のバランスが絶妙で、しっかりコシのある博多のラーメンらしい細ストレート麺との相性抜群な一杯。
1店舗しかない貴重なお店のその味を『お土産ラーメン』として販売していますので、全国津々浦々でいただくことも可能なので、ぜひ機会があればお試しください。
達磨ラーメン
住所 ：福岡県福岡市博多区那珂3丁目22-27
［地図］
営業時間：11時00分～19時00分（月〜土）
：11時00分〜15時00分（日・祝）※要確認
定休日 ：第2・第4・第5日曜日 ※要確認
駐車場 ：専用駐車場あり（お隣の赤のれんと共用の駐車場です）
