阪神の38年ぶりに日本シリーズ優勝は何番目に長いブランクだったのか。横浜の前回優勝も38年ぶり
今年の日本シリーズは、阪神タイガースが4勝3敗で制し、オリックス・バファローズの連覇を阻んだ。
阪神の日本シリーズ優勝は2度目。初優勝は1985年なので、38年ぶりだ。現監督の岡田彰布は、38年前に阪神でプレーしていた。
前回の日本シリーズ優勝から今回の日本シリーズ優勝までは、37年間(1986~2022年)のブランクがあった。その間に3度、2003年、2005年、2014年の日本シリーズで優勝を逃している。
優勝から優勝まで、10年間以上のブランクは、以下のとおり。初優勝までのブランクは、含めていない。
阪神のブランク37年間(38年ぶりの優勝)は、横浜DeNAベイスターズと並び、4番目の長さだ。
横浜DeNAは、大洋ホエールズ時代の1960年に初優勝の後、横浜ベイスターズ時代の1998年に再び優勝を飾るまで、その間は、日本シリーズ進出すらなかった。
阪神と同じく、横浜DeNAも日本シリーズ優勝は2度だ。2005年が球団1年目の東北楽天ゴールデンイーグルスを除くと、優勝2度は11球団の最少。こちらは、阪神と横浜DeNAに加え、中日ドラゴンズもそうだ。中日の場合、1度目の優勝から2度目の優勝までのブランクは、半世紀以上に及んだ。
継続中のブランクは、広島東洋カープの39年間が最も長い。来年、日本シリーズ優勝なら、40年ぶりとなる。
広島東洋をはじめ、過半数の7球団は、10年以上のブランクが続いている。来年、そのブランクに終止符を打てるのは、多くても1球団。阪神が連覇、あるいはブランクが10年未満の球団が優勝なら、この7球団とも、ブランクの年数を揃って増やすことになる。