朝8時からオープン!虎ノ門ヒルズ・福島屋内 身体が喜ぶパンを堪能できる!埜屋(noya)
都会のど真ん中にいながら信州を感じる!大人な東京パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは東京都・虎ノ門。東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅から5分くらいのところにある虎ノ門ヒルズビジネスタワー。そちらのB1階「FUKUSHIMAYA」内に入っているベーカリー、埜屋(noya)
ちなみにFUKUSHIMAYAとは、創業者 福島徹氏が全国の生産者と共につくりあげた、野菜、肉、魚などの生鮮品や、国産・添加物不使用を意識し店内のキッチンでつくられる惣菜が並ぶフードマーケット。
「埜屋(noya)」は、天然酵母パンの先駆けである「ルヴァン」や吉祥寺の人気ベーカリー「ダンディゾン」などでシェフを努め、現在は長野県上田市で「木村製パン」を営む木村シェフが、2024年2月にオープンしたお店。
FUKUSHIMAYA内の真ん中あたりに位置し、パンが陳列されている棚の奥に厨房がありガラス張りなので作っている様子を垣間見ることができます。全体的にハード系のパンが多いのだけれど、虎ノ門という場所柄、会社員の方も購入しにくることを意識してなのかサンドイッチも何種類かありました。
鶏ハムサンド、ゆめあさひのカンパーニュ、にんじんパンを実食
ゆめあさひのカンパーニュに、ゆっくりゆっくり火を通した鶏肉、トマト、レタス、キャロットラぺ、そして大葉がサンドされています。ハード系のパンなのでクラスト(外側)が固いのかなと思いきやそんなことはなくサンドイッチとして一体感があり、豚のハムと違い鶏なので、どちらかというとシンプルな味わい。それに野菜のしゃっきり感、なにより大葉が良いアクセントになっていて素材の旨味だけで勝負している感じが分かるサンドイッチ。
定番商品でもある「ゆめあさひのカンパーニュ」信州上田なつみ農園の「ゆめあさひ」を使用していて、有機小麦全粒粉の田舎パン。1/2カット880円、1/4カット440円、そして今回購入したスライスと3サイズで販売しています。
クラム(内側)が、かなりもっちりしっとりしていて、トーストしてもこの柔らかさが持続していたのには驚きました。多加水なパン好きとしてはこの食感たまりません。クラスト部分の香ばしさと、この粉が持つ本来の滋味深い味わいが口内でまざりあい、飲み込む頃に粉の旨味を存分に感じられるカンパーニュ。
山梨県・富岡農園の有機人参とひまわりの種のほんのり甘いパン。実は埜屋(noya)のスペシャリテ(看板商品)なんですって。
こちらの生地も全体的にもっちりしていて、断面を見ると分かるように細かくカットされた人参がまぜこまれています。ひまわりの種が上部にまんべんかくのせられているので香ばしく、生地からは人参本来の優しい甘味も感じることができ、身体が喜んでいるのが分かるパン。
ちなみに、パンはトングで商品名とバーコードがかかれた袋にいれて自分で会計するセルフレジというシステムのようです。最初、それを知らずに有人レジを探し続けてしまったので、こちらでも紹介しておきますね。
埜屋(noya)
住所:東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワーB1F
電話番号:03-6273-3978
営業時間:(平日)8:00~(週末)10:00~